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18年度 中学生の税に関する作文 受賞作品

 

(埼玉県租税教育推進協議会長賞)

「税の未来と私たち」

西武学園文理中学校 3年  小橋 智恵子

 私が税金について意識し始めたのは、新潟県中越地震が起きてからでした。多くの家が自然の力によって倒壊し、逃げきることが出来ずに亡くなってしまった方などがいました。それまでは税金のことについてはあまり関心がなく、ただ何となく 5%の消費税を払っていました。しかし、私は新潟県中越地震によって被害にあった人はどうやって助けられるのか。それを助けるのが税金でした。

 私の身近では消費税、その他にも父母が働いて納めている所得税や自動車税、家に住んでいるのだから固定資産税や酒税などといった様々な納税方法があります。そうやって日本国中の人々が納めた税金で、地震の被害にあった人たちは助かることができました。私はこの時、税金を払っていて良かったと思いました。私ができる 5%の消費税でも積み重なっていけば、こうやって被害にあった方々を救えるんだなと、改めて思いました。これから先も、私が税金によって助けられることがあるかもしれません。その時のためにも大人になって働いた時、しっかりと納税したいです。

 税について学んで、もう1つ思ったことがあります。それは、消費税のある国の中で日本の5%は最も低い方だということです。一見、良いことなのではないかと思ってしまいます。現在、日本の消費税は 5%ですが10%になる方向になっています。高齢者が増え続けている現在、高齢者に対する国民負担率が低くなっています。スウェーデンやイタリアなどといった国の消費税は 20%以上ですが、高齢者に対する国民負担率はとても高いです。そういったことから考えると、今高額な税を払い、高齢者になった時に国が高負担をしてくれるのが良いのか、それとも現在の日本の負担額のままが良いのか、私はまだどちらが安心できるのか分かりません。私の祖母はまだ元気ですが、国民負担のことで心配しています。私もそういったことを実際に聞いていると、私くらいの年代が高齢者になった時、国民年金を受け取ることができるかどうかということが第1の心配です。税金が値上がれば将来、私たちの年金が保障できるというわけではなく、また治安の良い社会になっていくわけでもありません。

 私は、高齢化社会になっていく日本の将来を見据えて、その時々に合った型というものを考えていかなければいけないと思いました。そうしていくことで、国と国との理解が広まっていき、全世界でより良い未来を築いていくことができると思います。全世界で1つのことに目を向けられて、協力し合っていくことを、私は願っています。

 

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