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18年度 中学生の税に関する作文 受賞作品

 
(優秀賞)

「税が守る社会」

狭山市立山王中学校 3年  吉澤 沙織

 あの時、すぐに捕まえていればよかった。でもこれは今だから言えること。そんなに私は強くはない。恐怖と驚愕で何も考えられなかった…。

 まだ梅雨明け前のじめじめした季節の折、私はある事件に遭遇した。私自身が被害者となった。この出来事を翌日、派出所に被害届けを出しに行った。昨日の事だったので鮮明に覚えている。被害届けを出すと警察はすぐに動いてくれた。それも被害にあった時間の深夜に。その日からポストを開けてみると 1枚の黄色い紙が入っていた。そこには大きく「パトロールカード」と記してあった。他にはその日パトロールした時間と担当者の名前が記載されており、次の日もその次の日も同じようにパトロールカードが入っていた。ときには 3枚ものパトロールカードが入っているときもあり、それも30分おきぐらいに1枚ずつあった。3人もの警察の方が私たち市民が安心して暮らせるように活動してくれていると思うと、とてもありがたいと思った。私は徐々に安堵していき、警察に言われた注意なども守った。その時私は税について学んだことを思い出した。

 私たちの教育費や市町村のゴミ処理費、国民医療費の公費負担などを。その中に私たちの生活や安全を守るための警察・消防の項目もあった。安全で安心な街づくりのためには私たちの税金が使われているということを知った。つまり、私たちが税金を払うということは自分自身の安全や健康を守ることにつながっているということだ。

 どうして消費税まで払わなくてはいけないんだ、もっと安くしてくれないか、1,000円の商品を買うと50円も多く払わなければならない。以前の私はこのように考えていただろう。しかし、現在では税金の使い道が分かり、消費税はなくてはならないものだと実感した。

 図書館に行けば貸し出し中でなければ好きな本が無料で借りられる。本がなければリクエストする事ができる。冷暖房が完備されている。勉強するなら最適な場所だ。このような施設も税金によってつくられ、市民に開かれている。このように私たち国民が税金を払ってこそ、今のような豊かな暮らしができていると改めて思うと共に、税金の大切さはとても近いところにあるということも学んだ。

 これから少子高齢化社会に向けて、今以上に税金が使われていくようになると思う。私たち国民にとって無駄なく税金を使ってもらいたいと思うと同時に税を支える私たち納税者の 1人1人が、もっと税についての理解を深め、きちんと税金を支払って社会の一員としての役割を果たしていきたいと思う。

 

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