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譲り葉イメージ

表紙絵・裏表紙の大きな木について 〜譲り葉のこころ〜

       

譲 り 葉(ゆずりは)

子供たちよ。
これは譲り葉の木です。
この譲り葉は
新しい葉が出ると
入れ代わって古い葉が落ちてしまうのです。

こんな厚い葉
こんな大きな葉でも
新しい葉が出来ると
無造作に落ちる
新しい葉に命を譲って――。

子供たちよ
お前たちは何を欲しがらないでも
凡てのものがお前たちに譲られるのです。
太陽の廻るかぎり
譲られるものは絶えません。

輝ける大都会も
そっくりお前たちが譲り受けるのです。
読みきれないほどの書物も
みんなお前たちの手に受取るのです。
幸福なる子供たちよ
お前たちの手はまだ小さいけれど――。

世のお父さん、お母さんたちは
何一つ持ってゆかない。
みんなお前たちに譲ってゆくために
いのちあるもの、よいもの、美しいものを、
一生懸命に造っています。

今、お前たちは気が附かないけれど
ひとりでにいのちは延びる。
鳥のようにうたい、花のように笑っている間に
気が附いてきます。

そしたら子供たちよ、
もう一度譲り葉の木の下に立って
譲り葉を見る時が来るでしょう。

 この詩は、河合酔茗の「譲り葉」という詩です。若葉が出てから古い葉が落ちるので、代を「ゆずる葉」が語源ですが、親が成長した子に後を譲るのにたとえて、めでたい木とされています。

 狭山市役所にも北口玄関の右手に、農業試験場時代から”譲り葉(ユズリハ)”の木があります。この狭山市環境基本計画は、環境部3階の窓の外、その一年を通して青々とている丸い葉っぱを見ながら、50人を超える市民と共に見直しが進められました。

 表紙絵の”譲り葉”の木は、環境とは子供たちに譲っていきくべき恩恵であること、また、良い環境を譲っていきたいという思いを込めて描かれたものです。

 狭山市役所に足を運んだとき、また、環境基本計画等を手に取られたとき、武蔵野の緑と入間川の清流をはじめとする次世代に継承する狭山の環境について、思いをはせていただけると幸いです。

 

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