狭山市では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するため、また、市民の皆さんや事業者の皆さんの不安を解消するために、さまざまな取り組みをしてきました。この間、学校休業や仕事のリモートワーク、STAYHOMEなど、生活様式が急変する中で、皆さんは大変なご苦労を続けてきたことと思います。
まだ、しばらくは「新しい生活様式」を模索しながらの生活が続くことが考えられ、狭山市としても、皆さんの不安を少しでも取り除き、活気あるさやまを守るために、新たな新型コロナウイルスに対する施策を検討・実施していくものです。
安心できる生活を守るために
主な取り組み
- 医療機関支援・・・医療機関で不足しているマスクやガウン、ゴーグルなどの提供
- 保健所支援・・・市職員(保健師)を派遣
- 消毒液の配布・・・小学校や学童保育室、民間保育施設、社会福祉施設に、消毒液を提供
- マスクの配布・・・社会福祉施設にマスクを提供
- 妊婦へマスク配布・・・社会福祉協議会から寄附された布マスクを妊娠届出時に配布。また、寄附された不織布マスクを配布
- 相談窓口・・・女性生活相談(DV相談)や外国人向け相談窓口など、消費生活相談を含む相談を受けています。また、各地区センターで臨時相談を開設(1地区センターにつき1日)
- 子育て家庭向け・・・狭山ケーブルテレビと共同で親子向け遊びを配信
市内でのPCR検査実施に向けた取り組み
3月上旬より、狭山市医師会との間で診療体制などの協議を行っています。協議を重ねる中で、PCR検査の早期実施が感染拡大防止につながり、狭山市の医療体制の維持と市民の不安を解消することの一助になるとの考えからPCR検査の狭山市での実施に向け調整を続けてきました。
そのような中で、4月下旬に埼玉県からPCR検査センターの20か所の設置を進めるとの発表があったことから、狭山市医師会と、PCR検査センターの設置に向けて具体的な協議を進め、5月25日(月曜日)から運営が開始されることになりました。詳しくはこちらから
なお、感染防止のため、検査方法はドライブスルー方式としております。
※PCR検査センターの概要
検査方法:予約制のドライブスルー方式
検査対象:かかりつけ医等から要検査判断を受け、かかりつけ医より予約があり既定の予約表をお持ちの方
検査条件:自身またはご家族等が運転する自家用車等で来所可能な方
暮らしを守るために
主な取り組み
- 特別定額給付金・・・住民基本台帳に記録されている者1人につき10万円を給付。
- 子育て世帯臨時給付金・・・対象児童1人につき1万円を給付。
- 住居確保給付金・・・対象者を拡大し「個人の責に帰すべき理由・都合によらない就業機会等の減少により離職または廃業と同程度の状況に至っている方」も対象とした。
- ひとり親子育て応援金・・・児童扶養手当受給世帯に、児童1人当たり3万円を給付。
- 税金の納税猶予・・・2020年2月1日から2021年1月31日までに納期限が到来する市税等の納税猶予(条件あり。申請が必要)。
- プレミアム付商品券・・・コロナに負けない!「さやまのお店全力応援チケット」を販売。10,000円につき3,000円のプレミアム。
特別定額給付金の早期交付に向けた取り組み
休日返上で職員が作業に従事
一日でも早く…
今回の特別定額給付金の給付にあたって、私たちが最も重きを置いたのは「市民の皆さんに、一日でも早く給付金をお届けすること」でした。
しかし、委託を予定していた業者のスケジュールでは、早くても申請書の送付が5月下旬になってしまい、目標とした5月の大型連休明けの申請書の送付から、大きく遅れを取ることが分かりました。そこで、私たちはすべてを業者に頼らず、職員も汗をかいてこの危機を乗り越える判断をしました。とはいえ、初めての作業となるため、一つ一つが手探りの状態でした。
まず、壁として立ちはだかったのが、どうすれば申請書を早く送付できるかということ。システムの導入まで2週間ほどかかることから、職員が申請書を送付するための暫定的なプログラムを作りました。
次に、申請書や封筒の印刷です。こちらも職員が手作りで行いました。そのため、申請書が見づらいというご意見もいただきましたが、スピードを優先したためで、ご容赦いただければと思います。
150人を動員し
申請書の封入作業は大型連休中の5月4・5日に職員、述べ約150人で実施。結果的に、5月8日には郵便局に持ち込むことができ、目標としていた連休明けの送付に至りました。
感謝の気持ちを励みに
返送していだいた申請書の中には、「狭山市に住んで良かった」「休日出勤で作業してくれてありがとう」などといった激励のお手紙や、市役所で直接感謝のお言葉をいただきました。皆さんから寄せられた感謝の気持ちが、職員の何よりの励みになりました。
緊急事態宣言の解除という一つの区切りを迎えましたが、まだ完全な終息には至っておらず、再度流行することも考えられます。引き続き市として適切な対応ができるよう、気を緩めずに取り組んでいきたいと思います。
現在の処理状況は、こちらからご覧ください。
地元の事業者を守るために
主な取り組み
- 相談窓口・・・3月7日から狭山市ビジネスサポートセンターで相談受付を開始。
- 狭山市中小企業融資・・・3月5日に狭山市中小企業融資(緊急特別資金)の利用条件を緩和・拡大。4月14日には融資枠をさらに拡大。
- 支えあい、さやまプロジェクト・・・4月1日にさやまのお店全力応援サイトを開設し、飲食店テイクアウトなどの情報を発信。第2弾として4月27日に「さやま大人の日替わり給食」事業を開始。
- さやまの事業者応援金・・・売上が減少する市内の小規模事業者等に、事業継続の支援として一律10万円を給付。(5月18日から申請受付開始)
事業者支援に向けた取り組み
事業者の支援を
世間が徐々に自粛ムードになると同時に、狭山の活力の源となっている事業者は、売り上げ減少などにより、苦しい資金繰りを強いられる状況となりました。その中で、「一つでも多くの事業者を救いたい」との気持ちから3つの支援策を打ち出しました。
融資制度の拡充
制度融資をより利用しやすい制度とするため行った、市内金融機関とのヒアリングで、これから事業者が厳しい状況となっていくことが予想されると伺い、3月5日、「狭山市緊急特別資金」の制度の緩和を行いました。その後、さらに経済状況が悪化する中、再度金融機関にも意見をいただき、4月14日、融資の限度額を3千万円に引き上げるなどの追加対策を改めて行いました。これは自治体独自の融資額としては県内トップクラス。日頃から多くの事業者が市の制度融資を積極的に利用しているという背景があるからこそで、今後も金融機関と連携を取り合い、状況に応じて柔軟に対応してま
『支え合い、さやま』プロジェクト
また、狭山市ビジネスサポートセンター「
事業者応援金
そこで、国の持続化給付金の条件に満たない、小規模事業者を支援できないものかと考えたことが、市独自の給付金事業「コロナに負けない!さやまの事業者応援金」を進めるきっかけとなりました。この応援金は、売り上げの減少割合が20%以上という要件に該当する事業者に一律支給するもので、10万円という額ではありますが、少しでも助けになればという思いで打ち出しました。
応援金事業で大切なのは、いかに多くの方に周知できるかです。商工会議所と協力し、多くのお店に伝わるよう、職員が直接店舗へ出向きました。出向いた店舗は約600軒。郵送を含めると約5千の事業者へ案内することができました。訪問の際には、感謝の言葉や近況報告をいただき、生の声を聴くことで地域の方々との結束力が強まっていくことを実感しました。
心を一つに
緊急事態宣言が発令されてから約2か月、これまで経験したことのない事態に直面しましたが、このような状況下でも事業を継続してほしい、そのために市ができることは何かを考えてきました。
常に意識していたのは皆さんと「心を一つに」することです。売り上げが戻るまで、まだ時間はかかりそうですが、今後も心を一つに、一緒に乗り越えていきましょう。
狭山市の取り組み状況一覧
日付 | 国・県の動き | 生活支援 | 事業者支援 | 物資の支援 | 感染防止対策 | 市内感染者数 |
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1月24日 | ホームページに特設サイトの開設、啓発チラシの作成・配布 | |||||
2月1日 | 埼玉県で初の感染者が報告される | |||||
2月22日 | 市主催イベント等の自粛。(3月31日まで) | |||||
2月27日 | 学校の休校要請 | |||||
3月2日 | ・保育所の保育料を日割り計算に。 ・小学1、2年生で保護者が医療、インフラなどの仕事で不在となり、自宅で一人過ごすことができない児童、特別支援学級の児童生徒を学校で預る。 ・3月分学校給食費の返金。 ・ファミリーサポート利用料の助成(3月26日まで) |
民間保育施設に対する手指消毒液の配布 | 市立小・中学校、幼稚園の臨時休業(3月31日まで) 公共施設臨時休業。(3月31日まで) |
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3月5日 | 狭山市中小企業融資(緊急特別資金)の利用条件を緩和・拡大 | 株式会社七星科学研究所から、学童保育室や高齢者向けに使ってほしいと、マスク1,000枚の寄附。一部を学童保育室へ | ||||
3月7日 | 狭山市ビジネスサポートセンターで相談開始 | |||||
3月19日 | 狭山市新型コロナウイルス感染症対策本部設置 | 1(1) | ||||
3月28日 | 1(2) | |||||
3月30日 | 市主催イベント等の自粛、公共施設臨時休業の延長。(4月19日まで) | |||||
3月31日 | 1(3) | |||||
4月1日 | 「新型コロナに負けない『支えあい、さやま』プロジェクト」第1弾『さやまのお店全力応援サイト』を開設 | |||||
4月2日 | 市内観光農園への支援 | 医療機関・・・マスク:1,000枚、消毒液:1リットルボトル×30個 社会福祉施設・・・マスク:1,000枚、消毒液:1リットルボトル×55個 |
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4月3日 | 経営に影響を受けている飲食業者の売上げを下支えするため、市職員に昼食の出前注文を呼び掛ける。 | 所沢市在住の方より、以前住んでいた狭山市のためにと、マスク4,000枚の寄附 | ||||
4月6日 | 学校の休校期間の延長要請 | |||||
4月7日 | 緊急事態宣言 | 市立小。中学校の臨時休業(5月6日まで) | ||||
4月8日 | ・待合スペースの椅子の間隔を前後1メートル程度確保。記載台の椅子を間引きし、隣席との間隔を確保。 ・市民課窓口、マイナンバーカード交付ブースのカウンターにアクリル板を設置。 ・市主催イベント等の自粛、公共施設臨時休業の延長。(5月6日まで) ・ささえあい狭山ボランティア事業の休止(5月6日まで) |
3(6) | ||||
4月10日 | 市内事業者の支援を目的とした、物品の購入及び印刷の早期発注 | ・「新型コロナを い・ち・コ・ロ・ナ!」や市長メッセージと市自治会連合会長のメッセージについて自治会班回覧を実施。 ・「緊急事態宣言期間における自治会活動についてのお願い」全自治会へ発送。 |
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4月11日 | 3(9) | |||||
4月12日 | 3(12) | |||||
4月13日 | 市役所1階情報公開コーナーの閉鎖 | 1(13) | ||||
4月14日 | 狭山市中小企業融資(緊急特別資金)の拡大 | ・社会福祉協議会から布マスク300枚の寄附。布マスクは妊娠届出の妊婦に2枚ずつ配布。 ・N95マスク寄附の呼びかけ |
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4月15日 | 東亜ディーケーケー株式会社から消毒液の寄附を受け、市内小学校、学童保育室、保育所に配布。 | ファミリーサポートセンター事業利用の自粛(5月31日まで) | 1(14) | |||
4月16日 | ケーブルテレビより親子向け遊びの提供 | 市職員の交代制在宅勤務の実施 | 1(15) | |||
4月17日 | 入間川地区センターの開所時間変更、水野・広瀬市民サービスコーナーを閉所 | 2(17) | ||||
4月18日 | 総合子育て支援センター及び市内子育てプレイスによる相談対応。 | 臨時相談窓口の開設(18日、19日、25日、26日、5月2日) | 緊急小口資金等の特例貸付】対面相談中止 | 1(18) | ||
4月20日 | 新型コロナウイルス感染症緊急経済対策が閣議決定 | 市民からコロナウイルス感染拡大防止のためにマスク1,000枚の寄附 | 新型コロナウイルス感染症対策の推進を図る事務執行体制(保健医療班、総務班、経済対策班(個人給付班、事業者支援班)、福祉班、サポート班) | |||
4月22日 | 5(23) | |||||
4月23日 | 狭山新茶の購入支援 | 合同会社ホープから福祉関係の方にマスク2,000枚の寄附 | 保健所にゴールデンウイーク対応、感染者の詳細情報の提供依頼 | |||
4月24日 | 特別定額給付金の申請に係るDV被害者支援 | ・医療機関・・・マスク:2,000枚、消毒液:詰替用(20リットル)×5箱 ・社会福祉施設・・・マスク:2,600枚、消毒液:詰替用(20リットル)×4箱 ・東亜ディーケーケー株式会社から消毒液の寄附 |
保育所の臨時休園(5月6日まで) | |||
4月25日 | ・5月31日まで、市役所一般駐車場の休日開放を中止 ・市営公園の駐車場を閉鎖 |
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4月26日 | 1(24) | |||||
4月27日 | 「新型コロナに負けない『支えあい、さやま』プロジェクト」第2弾『さやま大人の日替わり給食』 | 株式会社ユースから新型コロナウイルス感染拡大防止のためにマスク10,000枚(大人用5,000枚、子ども用5,000枚)の寄附 | 1(25) | |||
4月28日 | 学校の休校期間の延長要請 | 国から配布予定のマスクが遅れていることから、寄付を受けたマスクを妊婦に郵送。 | ・市立小・中学校、幼稚園の臨時休業の延長(5月31日まで) ・市主催イベント等の自粛、公共施設臨時休業の延長。(6月30日まで) ・保育園の臨時休園の延長(5月31日まで) |
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4月29日 | 狭山市急患センター・・・ガウン85着、キャップ85枚、ゴーグル20個、N95マスク5箱(100枚) | |||||
4月30日 | 5月8日の発送を目指し、特別定額給付金の申請書発送準備開始 | 1(26) | ||||
5月1日 | ・特別定額給付金オンライン受付の開始 ・市職員が特別定額給付金の申請書の印刷作業 |
・柿沼呉服店からコロナウイルス感染拡大防止ためにマスク1,000枚、雨カッパ51枚の寄附 ・奥冨設備からコロナウイルス感染拡大防止ためにマスク10,000枚の寄附 |
市内循環バス(茶の花号)の一部運行休止 | |||
5月2日 | 市職員が特別定額給付金の申請書の印刷作業 | |||||
5月3日 | 市職員が特別定額給付金の申請書の折り込み作業 | 1(27) | ||||
5月4日 | 緊急事態宣言の延長 | 市職員が特別定額給付金の申請書の封入作業 | ||||
5月5日 | 市職員が特別定額給付金の申請書の封入作業 | |||||
5月7日 | えのき眼科からマスクコロナウイルス感染拡大防止のためマスク10,000枚の寄附 | ・狭山保健所に市職員(保健師)を派遣 ・防災無線を利用した詐欺に関する注意喚起 |
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5月8日 | 特別定額給付金の申請書発送 | |||||
5月11日 | ・狭山市ボランティアセンター子ども支援事業「子ども弁当」(5月31日まで週2日) ・18日からの交付に向け、特別定額給付金の受付処理開始。 |
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5月13日 | 生活支援事業所らーふからフェイスガード55枚の寄附 | |||||
5月14日 | ・狭山・入間事業用自動車交通安全協会から感染拡大防止のためにマスク2,100枚の寄附 |
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5月15日 | ・市独自の支援策「ひとり親子育て応援金」の支給を決定(7月10日予定) |
市独自の支援策「さやまの事業者応援金」の支給を決定(申請は5月18日から受付) | 寄附していただいたN95マスクのうち一部を市内の医療機関に配布するとともに、近隣市の病院へ提供する「善意のリレー」を実施 | |||
5月16日 | 「さやまの事業者応援隊」として、市職員がお店等に出向き、周知する活動を開始 | |||||
5月18日 | 各地区センターを会場に、コロナに負けない!くらしのお悩み相談スペースの開設(20日、21日、22日、25日、27日、28日、29日) | |||||
5月20日 | 綜研化学株式会社から感染拡大防止のためにマスク10,000枚、N95マスク2,000枚、防護服200着の寄附 | |||||
5月25日 | 緊急事態宣言の解除 | 株式会社ココ・エステートから感染拡大防止のためにマスク2,000枚の寄附 | PCR検査センターの開設 | |||
5月28日 | 市内公共施設等の対応方針を決定。再開時期を公表 |
※表中の敬称略
このページに関するお問い合わせは
企画財政部 広報課
狭山市入間川1丁目23番5号
電話:04-2953-1111
FAX:04-2954-6262
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