新型コロナウイルスに感染すると、治療のために保健所などから入院や宿泊療養が勧められます。
しかし、感染者の中には、ペットの飼育のために自宅を離れることができず、自宅療養を選択する方もいらっしゃいますが、その結果、症状が悪化してしまう、または家族に感染が拡がってしまうこともあり、辛い状況となることも想定されます。
いざという時に、自身が適切な治療を受けることができるよう、日頃からペットの預け先の確認や準備など、必要な備えをしておきましょう。
いざという時に備えた準備
信頼して預けることができる方に事前に相談をしましょう
あなたが新型コロナウイルスに感染しても、大切なペットの世話をしてもらうために、事前に家族や知人など信頼できる方によく相談しておきましょう。
預けることのできる家族や知人がいない場合には、ペットホテルやかかりつけの動物病院に相談し、預け先を確認しておくことが大切です。
ペットの飼育上の注意点の整理・必要な道具を準備しましょう
ペットの世話をしていただく際に、注意してほしいことや予防接種の有無、ペットの性格などの情報を整理し、紙に記入しておきましょう。
また、食事や首輪、遊び道具の準備をしておき、ペットの情報と一緒に渡せるようにしておきましょう。
必要となるペットの情報(記載例)
- ペットの名前、年齢、性別
- ペットの性格
- 健康状態
- 不妊去勢手術の有無
- ワクチン接種やノミダニ駆除の有無
- 飼育上の注意点(攻撃性、食べ物への執着、脱走癖など)
- かかりつけの動物病院の住所、連絡先
- その他注意してほしいこと
新型コロナウイルス感染症にかかってしまう前に済ませておくべきペットを預ける準備のポイント
感染したことがわかったら
ペットと距離をとりましょう
飼い主の新型コロナウイルス感染がわかったら、ペットへの感染やペットの被毛にウイルスが付着することを避けるため、できるだけ、ペットと距離をとりましょう。
【感染したら距離をとろう】せきやくしゃみに含まれたウイルスがペットにも付着してしまうかもしれません
【参考】ペットから人への新型コロナウイルスの感染について
2021年12月9日現在、新型コロナウイルスに感染した人から犬や猫などの動物への感染が世界で数例報告されていますが、ペットから人への感染報告はされていません。
しかし、新型コロナウイルスに限らず、人からペットへ、または、ペットから人へ感染する病気は多くあります。
日頃から動物との過度な接触は控え、動物に触れる前後は丁寧に手を洗いましょう。
ペットを預ける・預かる際の注意点
ペットの受け渡しの際は、相手の方への感染予防を徹底することが大切です。
感染者及び濃厚接触者と預かり側が、直接接触しないようにしてペットを預けましょう。
※東京都獣医師会のホームページでは、飼い主が新型コロナウイルスに感染し、療養中に世話ができなくなるペットの預け方、預かる側の感染予防対策などが示されています。参考にし、万が一の場合に備えましょう
預かったペットは感染対策をして、世話しましょう
ペットと安心して暮らし続けるために
ペットと安心して暮らし続けるためには、飼い主自身が新型コロナウイルスに感染しないことが大切です。
飼い主の皆様には、引き続き感染予防にご協力をお願いします。
関連情報
このページに関するお問い合わせは
健康推進部 健康づくり支援課 新型コロナウイルス感染症対策室
電話:04-2941-5508
FAX:04-2954-6262
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