新型コロナワクチンの説明【追加接種(令和5年秋開始接種)・ファイザー社製】

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更新日:2023年12月6日

このページは、厚生労働省が発行する「新型コロナワクチン予防接種についての説明書(追加接種(令和5年秋開始接種)用)・ファイザー社1価ワクチン用(XBB.1.5)」をもとに、ワクチンの効果や副反応などを掲載しています。
なお、2023年11月1日発送までの追加接種(令和5年秋開始接種)の接種券には、ワクチンの説明書を同封しておりませんので、必ずこのページや厚生労働省のホームページ(外部サイト)、接種会場にある説明書を確認いただき、ご理解いただいた上で、接種の判断をお願いします。
追加接種(令和5年秋開始接種)の概要

ワクチンの効果と投与方法

追加接種(令和5年秋開始接種)で接種するワクチンは、ファイザー社製のオミクロン株対応1価ワクチン(オミクロン株XBB.1.5)(注釈1)です。新型コロナウイルス感染症(注釈2)の重症化予防を目的として接種します。
オミクロン株対応2価ワクチン(従来株/BA.1またはBA.4-5)の臨床試験で中和抗体価の上昇や有効性が確認されていること、非臨床試験からヒトでの免疫応答の予測が可能と確認されていることを踏まえ、非臨床試験における本ワクチンの追加接種によりXBB.1.5に対する中和抗体の産生が認められたことから、有効性が期待できるとされています。
(注釈1)生後6か月から4歳までは、「乳幼児用オミクロン株対応1価ワクチン(オミクロン株XBB.1.5)」、5歳から11歳までは「小児用オミクロン株対応1価ワクチン(オミクロン株XBB.1.5)」を使用します
(注釈2)SARS-CoV-2による感染症が発症すると、熱やせきなど、かぜによく似た症状がみられます。軽症のまま治癒する方も多い一方、重症化すると、呼吸困難などの肺炎の症状が悪化し、死に至る場合もあります

 

生後6か月から4歳まで

5歳から11歳まで12歳以上
販売名コミナティ筋注6か月~4歳用(1価:オミクロン株XBB.1.5)コミナティ筋注5歳~11歳用(1価:オミクロン株XBB.1.5)コミナティRTU筋注(1価:オミクロン株XBB.1.5)
効能・効果SARS-CoV-2による感染症の予防SARS-CoV-2による感染症の予防

SARS-CoV-2による感染症の予防

接種回数・接種間隔

1回・前回の接種が完了してから3か月以上が経過した後
(注釈)筋肉内に接種

1回・前回の接種が完了してから3か月以上が経過した後
(注釈)筋肉内に接種

1回・前回の接種が完了してから3か月以上が経過した後
(注釈)筋肉内に接種

接種対象者初回接種を完了した生後6か月から4歳までの方初回接種を完了した5歳から11歳までの方初回接種を完了した12歳以上の方
接種量

0.2ミリリットルを1回
(注釈)接種する有効成分の量は、3ナノグラム(12歳以上の10分の1)

0.2ミリリットルを1回
(注釈)接種する有効成分の量は、10ナノグラム(12歳以上の3分の1)

0.3ミリリットルを1回
  • 本ワクチンは、前回までの接種に用いたワクチンの種類にかかわらず接種が可能です
  • 本ワクチンの接種を受けても、発症などを完全に予防できるわけではありません。ワクチン接種にかかわらず、引き続き、適切な感染防止策を行う必要があります

今回接種する新型コロナワクチンの特徴

本剤は、メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンであり、SARS-CoV-2(オミクロン株XBB.1.5)のスパイクタンパク質(ウイルスがヒトの細胞へ侵入するために必要なタンパク質)の設計図となるmRNAを脂質の膜に包んだ製剤です。本剤接種によりmRNAがヒトの細胞内に取り込まれると、このmRNAをもとに細胞内でウイルスのスパイクタンパク質が産生され、スパイクタンパク質に対する中和抗体産生及び細胞性免疫応答が誘導されることで、SARS-CoV-2による感染症の予防ができると考えられています。

本剤には、以下の成分が含まれています

有効成分
  • ラクストジナメラン(オミクロン株XBB.1.5のスパイクタンパク質の全長体をコードするmRNA)
添加物
  • ALC-0315:[(4-ヒドロキシブチル)アザンジイル]ビス(ヘキサン-6,1-ジイル)ビス(2-ヘキシルデカン酸エステル)
  • ALC-0159:2-[(ポリエチレングリコール)-2000]-N,N-ジテトラデシルアセトアミド
  • DSPC:1,2-ジステアロイル-sn-グリセロ-3-ホスホコリン
  • コレステロール
  • トロメタモール
  • トロメタモール塩酸塩
  • 精製白糖

予防接種を受けることができない方

以下に当てはまる方は、本ワクチンを接種できません。該当すると思われる場合は、必ず、接種前の診察時に医師へ伝えてください。

  • 明らかに発熱している方(注釈1)
  • 重い急性疾患にかかっている方
  • 本ワクチンの成分に対し重度の過敏症(注釈2)の既往歴のある方
  • 上記以外で、予防接種を受けることが不適当な状態にある方

(注釈1)明らかな発熱とは、通常37.5度以上を指します。ただし、37.5度を下回る場合も、平時の体温に鑑みて発熱と判断される場合は、この限りではありません
(注釈2)アナフィラキシーや、全身の皮膚・粘膜症状、喘鳴、呼吸困難、頻脈、血圧低下など、アナフィラキシーを疑わせる複数の症状。5歳以上の方で、前回までの接種でこれらの症状が認められた方は、同一の成分を含むワクチンを用いた追加接種を受けることはできません

予防接種を受けるに当たり注意が必要な方

以下に当てはまる方は、本ワクチンの接種に注意が必要です。該当すると思われる場合は、必ず、接種前の診察時に医師へ伝えてください。

  • 抗凝固療法を受けている方、血小板減少症か凝固障害のある方
  • 過去に免疫不全の診断を受けた方、近親者に先天性免疫不全症の方がいる方
  • 心臓、腎臓、肝臓、血液疾患や発育障害などの基礎疾患のある方
  • 過去に予防接種を受けて、接種後2日以内に発熱や全身性の発疹などのアレルギーが疑われる症状がでた方
  • 過去にけいれんを起こしたことがある方
  • 本ワクチンの成分に対して、アレルギーが起こるおそれがある方

(注釈)過去に、薬剤で過敏性やアレルギーを起こしたことのある方は、接種前の診察時に、必ず、医師へ伝えてください。
(注釈)妊娠中または妊娠している可能性がある方、授乳している方は、接種前の診察時に、必ず、医師へ伝えてください。なお、かかりつけの産婦人科医に確認していない場合でも、予診医によりワクチン接種が可能と判断された場合は、接種が可能です

接種を受けた後の注意点

  • 本ワクチンの接種を受けた後、15分以上(過去にアナフィラキシーを含む重いアレルギー症状を起こしたことがある方や、気分が悪くなったり、失神などを起こしたりしたことがある方は30分以上)、接種を受けた施設でお待ちいただき、体調に異常を感じた場合には、速やかに医師へ連絡してください。(急に起こる副反応に対応できます)
  • 注射した部分は清潔に保つようにし、接種当日の入浴は問題ありませんが、注射した部分はこすらないようにしてください。また、接種後に体調が悪いときは無理をせず、入浴は控えるなど、様子をみるようにしてください
  • 通常の生活は問題ありませんが、当日の激しい運動や過度の飲酒などは控えてください

起こる可能性がある副反応

  • 主な副反応は、注射した部分の痛み、頭痛、関節や筋肉の痛み、疲労、寒気、発熱などがあります。また、まれに起こる重大な副反応として、ショックやアナフィラキシーがあります。なお、本ワクチンは、新しい種類のワクチンのため、これまでに明らかになっていない症状が出る可能性があります。接種後に気になる症状を認めた場合は、接種医か、かかりつけ医に相談してください
  • ごくまれではあるものの、ワクチン接種後に心筋炎や心膜炎を疑う事例が報告されています。接種後数日以内に胸の痛みや動悸、息切れ、むくみなどの症状が現れたら、速やかに医療機関を受診してください
  • ごくまれではあるものの、mRNAワクチン接種後にギラン・バレー症候群が報告されています。接種後、手足の力が入りにくい、しびれなどの症状が現れたら、速やかに医療機関を受診してください

埼玉県新型コロナワクチン専門相談窓口

相談内容:副反応が現れた場合など、医学的なご相談(専門知識を有する医師や看護師などが相談に応じます)
電話番号:0570-033-226(ナビダイヤル。通話料がかかります)
受付時間:24時間365日

予防接種健康被害救済制度

予防接種では健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が起こることがあります。きわめてまれではあるものの、なくすことができないことから、救済制度が設けられています。
新型コロナワクチンの予防接種によって健康被害が生じた場合にも、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金などの給付)が受けられます。申請に必要となる手続きなどは、住民票がある市区町村にご相談ください

このページに関するお問い合わせは
健康推進部 健康づくり支援課 新型コロナウイルス感染症対策室

電話:04-2941-5508

FAX:04-2954-6262

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