雑がみを、もやすごみとして捨てていませんか?
平成28年の排出時におけるごみの組成調査では、各家庭から出るもやすごみの中には、平均で9.2%の雑誌・雑がみが入っていました。
令和元年度のもやすごみ量30,846トンに換算すると、一年間に2,838トンの雑誌・雑がみがもやすごみとして焼却され、その焼却に約1億2,400万円の処理経費を要していることになります。
雑がみもほかの古紙と同様に資源としてリサイクルすることが可能です。
ごみの減量と資源の有効活用のため、ぜひとも雑がみの分別にご協力をお願いします。
雑がみって何?
雑がみとは、具体的には、ティッシュペーパーの箱、お菓子等の紙箱や折箱、ダイレクトメール等のチラシ、トイレットペーパーの芯、包装紙、紙袋、封筒、カレンダーなどを指し、家庭から出される古紙のうち、新聞(折込ちらしを含む)、雑誌(書籍を含む)、段ボール、飲料用パック以外の、リサイクルできる雑多な紙類のことです。
雑がみとして出してはいけない紙(禁忌品)とは?
以下の紙は製紙原料にならない異物として再生のさまたげになるので、あらかじめ必ず取り除いてください。
1.粘着物のついた封筒
2.防水加工された紙(紙コップ、紙皿、紙製のカップ麺容器、紙製のヨーグルト容器、油紙、ロウ紙など)
3.裏カーボン紙、ノーカーボン紙(宅配便の複写伝票など)
4.圧着はがき(親展はがき)
5.感熱紙(ファクス用紙、レシートなど)
6.印画紙の写真、インクジェット写真プリント用紙、感光紙(青焼きコピー紙)
7.プラスチックフィルムやアルミ箔などを貼り合わせた複合素材の紙
8.金・銀などの金属が箔押しされた紙
9.アイロンプリント用紙
10.感熱性発泡紙(主に点字関係で使用されているもので、熱を加えたところが盛り上がる紙)
11.合成紙(登山用防水地図など。プラスチックで作られているので、正確には紙ではない)
12.臭いのついた紙(石鹸の個別包装紙、紙製の洗剤容器、線香の紙箱など)
13.水に濡れた紙、油のついた紙、使い終わったティッシュペーパーやタオルペーパー、食品残さなどで汚れた紙
古紙に出してはいけない!! リサイクルできない紙類(外部サイト)
更に詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
公益財団法人古紙再生促進センターの作成した禁忌品のリストです。
雑がみの出し方
小さなものについては、雑誌に挟んで一緒にしばるか、大きな雑紙(封筒や紙袋等)の中に入れてしばって出してください。
なお、ビニールや粘着テープなど、紙以外のものは取りのぞいて出してください。(例:ティッシュペーパーの箱の取り口のビニール、紙袋についている紙以外の素材の持ち手、窓付き封筒の窓部分等)
雑がみQ&A
Q:紙製容器包装識別マークが付いている物はすべて雑がみとして出してもいいの?
紙製容器包装識別マーク
答え:紙マークは、紙製容器包装の識別マークであり、紙マークがついていても、すべてが紙にリサイクルできるわけではありません。防水加工されたもの、においや油がついた紙、金紙・銀紙などはもやすごみに出してください。
Q:シュレッダーにかけた紙は雑がみに出していいの?
答え:シュレッダーにかけると元の紙の材質が分かりません。家庭から出されたシュレッダー紙はもやすごみに出してください。
Q:切り貼りで発生する小さな紙、メモ用紙なども再生できるの?
答え:小さな紙切れでも再生できます。名刺の大きさ、あるいはそれ以下のものでも、大きな雑がみ・雑誌等に挟んでいただくか封筒などに入れておき、たまったら出してください。ふせん(ポストイット)等は粘着部分を除けば雑がみとして出せます。
Q:雑誌や文書のホッチキスなどは,ついていてもいいの?
答え:ホッチキス程度の金具は付いていても回収できます。大きなクリップや雑誌についているCDや付録などは外してください。
Q:新聞の折り込みチラシは“雑がみ”?
答え:性質としては雑がみですが、新聞と一緒に出してください。
Q:紙パックマークのある紙パックは雑がみにだしていいの?
紙パックマーク
答え:雑がみではなく紙パックとして、洗って開き乾かしたものをひもで束ねて古紙・古布の収集日に出してください。
Q:ダンボールと雑がみの見分け方はどうすればいいの?
答え:ダンボール紙とは波状に加工した紙を表裏の紙で挟んで密着したものです。
見分け方は、紙の側面から見て波状になっているものがダンボール紙です。
義務化されていないので全部に付いてはいませんがダンボール製容器包装マークが付いているものがあります。ダンボールを判別する目安になります。
ダンボール製容器包装マーク
Q:個人情報が記載されていますが?
答え:古紙は収集後、速やかに回収業者に引き渡され、圧縮梱包されます。また、回収業者には契約による守秘義務があります。個人情報保護を徹底する場合には、ある程度ためておいてしばって出す、封筒等に入れて出す、他の再生紙の間にはさんで出す,該当部分をマジック等で消して出す、該当部分を切って出すなどの工夫をして出してください。
それらの方法でも対応できない場合は、シュレッダーで裁断しもやすごみとして出してください。
このページに関するお問い合わせは
環境経済部 資源循環推進課
狭山市入間川1丁目23番5号
電話:04-2953-1111
FAX:04-2954-7717
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