狭山市優秀賞

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更新日:2022年12月26日

未来に続く教育のために

狭山市立狭山台中学校 三年 出口 愛己

 私達の日々の生活の中には税金によって支えられているものがたくさんあります。私達の健康や生活を守るための保償費、公共事業費、教育や科学技術の発展のための費用などです。そのように使われている税金ですが、私は教育に関する税金の使われ方について、考えていることが二つあります。
 一つ目は義務教育についてです。私は今、中学三年生で義務教育をうけています。私達が学ぶ際に必要な教科書や机、そして学校という場所も税金でまかなわれています。九年間をふり返ると、ひらがなや数字の書き方に始まり、義務教育のおかげで、本当にたくさんのことを学べました。一人ではできないことやわからないことも学校で出来るようになり、様々な活動も経験できます。子供の誰もが等しくうけられるシステムは本当にすばらしいと思い、感謝しています。私も大人になったら税金をしっかりと納め、子供たちが不自由なく学べる環境をつくってあげたいと思っています。
 二つ目は、義務教育の後や、格差のことです。義務教育は誰しもがうけられる制度ですが、その後はそうはいきません。私自身も義務教育を終えた後の進路について考える立場になり、かかる費用の大きさに、高校生の兄を見ていても驚いてしまいます。また、最近よく格差という言葉を耳にします。奨学金、高校の授業料無償化や就学援助など様々な支援があることは知っています。しかしそれでも大学に進学したいのにできない人、入学しても途中で退学しなければならなくなってしまう人がいます。私自身もできるだけ多くのことを学びたいと希望していますが、親はとても大変なんだろうなと感じます。ニュースなどでよく聞くヤングケアラーの学生は、家族の面倒をみているため、十分に勉強ができなかったり、学校に遅れてしまったりするようです。このような学びたい人が学ぶことを途切らせない為に、税金の使い方を工夫し、少しでも学びたい人が学ぶことのできる方向になっていけばと思います。そうして教育が広がって納税につながり、教育に還元されていく、そんなよい循環がつづくといい、私はそう思います。
 税金は、国を担う次世代をつくる大きな土台だと思います。もっと学びたい、学びたかった、思っている人は多いと思います。多くの人が納めた税金が、多くの人が学べる環境をつくる。そんなよい循環型社会になってほしいです。

このページに関するお問い合わせは
総務部 市民税課

狭山市入間川1丁目23番5号

電話:04-2937-5073

FAX:04-2954-6262

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