キツネの嫁入り

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更新日:2011年3月1日

画:キツネの嫁入り

 むかしのお話です。笹井(ささい)に住むおばあさんが孫娘と一緒に、川むこうの扇町屋(入間市のおおぎまちや)に買い物に行っての帰り道です。
 もう陽は、とっぷりとくれておりまして、渡し舟で笹井の川っぷちに着いたころには、ちょうちんなしには、歩けないほど暗くなっておりました。
 二人は川にそって、わが家へといそぎました。そのときです。川っぷちに赤い灯が一つ、二つ…とともりました。見る間に、その灯はふえ、長い長い行列となりました。
 それは、ちょうどお不動ぶちから、川なかの黒須(入間市のくろす)の方へつづいているように見えました。
 孫娘は、こわくなってふるえていましたが、おばあさんは、「だいじょうぶ、ありゃキツネの嫁入りのちょうちんの灯にちげえねえ、なんも、いたずらはしねえから、じっと、おとなしく見てるだべえ」。おばあさんの言ったとおり、赤い灯は、フワフワと行列がつづくばかりで、別に二人には、きがいを加えなかったそうです。
 しばらくたちますと、川のすぐ近くにあります根っこ稲荷(いなり)のところで、灯は全部消えてしまいました。
 二人は家へ帰って、おじいさんにこのことを話しました。
 このキツネ火の言い伝えは、全国いたるところにありますが、水と空気との関係から生じるようです。
 ただ、人間がキツネ火を見ているときはかならず、キツネが足もとにいるので、決して動いたりさわいだりしてはいけない、という言い伝えもあるということです。

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電話:04-2953-1111

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