たのしむ
日本三大銘茶のひとつに数えられる「狭山茶」が特産です。市内には、市域を縦貫する「入間川」や武蔵野の面
影を残す「智光山公園」など、豊かな自然にあふれています。
四季折々のイベントも多く、春には、狭山新茶を楽しめる「狭山新茶と花いっぱいまつり」、夏には、関東三大
祭りに数えられる「狭山市入間川七夕まつり」、秋には、関東屈指の野点の茶会「さやま大茶会」と市内に所在
する入間基地の「入間航空祭」、そして、冬は、煌びやかなイルミネーションが狭山市駅を彩ります。その他に
も魅力いっぱいの狭山市、ぜひお楽しみください。
日本三大銘茶「狭山茶」
「お茶香るまち・狭山」の代名詞といえば狭山茶。コクと濃厚な味わいが狭山茶の特徴です。市内には、約60の小売店舗と約40の茶工場があり、それぞれこだわりの茶を生産・販売しています。
お茶香るまち・狭山
「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」とうたわれるように、狭山茶は、「静岡茶」「宇治茶」と並んで「日本三大茶」の一つとして呼ばれています。狭山茶の特徴はコクのある濃厚な味わいです。狭山茶は茶産地としては冷涼であるため、冬の間、茶樹を十分休ませることができます。これにより、茶葉の厚さが増し、また「狭山火入れ」という独特の仕上げ技術がうま味とコクを生み出します。
“狭山火入れ”とは
お茶の仕上げ段階で熱を加えることにより、乾燥を十分に行って貯蔵性を高めるとともに、加熱香気を生成させて味や香りを向上させる工程です。この製法により、更に甘くて濃厚なお茶になります。消費地の中の産地のため、販売は製造直売型が多いのも特徴です。
主として、やぶきた、さやまかおり、ふくみどりなどの優良品種で作られています。
茶どころ狭山ならではのお茶のイベント
狭山新茶と花いっぱいまつり
毎年4月29日(昭和の日)に行われる「狭山新茶と花いっぱいまつり」は、茶どころ狭山ならではの春の風物詩。茶摘み体験や手揉み茶の実演、新茶の試飲などが行われます。
手揉み茶の体験
茶摘み体験
さやま大茶会
毎年11月上旬には野点による「さやま大茶会」が、狭山稲荷山公園で催されます。平成元年に県が開催した「さいたま大茶会」が契機となり、翌2年から毎年行われています。茶会で使うお茶は、狭山で作られた抹茶「明松」と玉露「伊利麻路」。水は日本名水百選に選ばれた狭山市の友好交流都市・新潟県津南町の「竜ケ窪の水」が、当日早朝に汲まれ届けられます。野点の茶会は、服装や作法にとらわれることなく、誰でも気軽に参加できるのが特徴です。
もっと見てみよう!
狭山茶
狭山煎茶・狭山紅茶チョコレート好評販売中です!
狭山市産狭山茶のブランド化事業に取り組んでいます
別冊さやま「おしえて狭山茶~おいしい淹れ方編~」が完成しました!
狭山茶の農業遺産認定を目指します
関東三大七夕祭り「狭山市入間川七夕まつり」
関東三大七夕祭りに数えられる「狭山市入間川七夕まつり」。その歴史は江戸時代中ごろからといわれています。昔の人は里芋の葉にたまった夜露で墨をすり、願いを書いて軒下に吊るしたという七夕飾り。竹久夢二も夢見た入間川の七夕は、今も、狭山の夏を情緒豊かに彩ります。
関東三大七夕祭り、歴史と特色
狭山市入間川七夕まつりは、江戸時代の中ごろに始まったとされ、仙台に次ぐ歴史を誇ると伝えられています。当時は、笹や竹の枝に短冊や千代紙などを下げて、家々の軒下に飾りました。雨乞い祭りの意味もあったといいます。里芋の葉にたまった夜露で墨をすって願い事を書き、竹飾りの先端に魔よけの飾りをつけ、祭りが終わると入間川に流しました。
現在は、丸太を組み滑車で飾りを吊り上げる「やらい」方式による飾り方が特徴。狭山市駅西口から七夕通りを中心とした約1.5キロメートルの沿道が、百数十本の七夕飾りで埋めつくされ、毎年十数万人の見物客が訪れます。初日の夜には納涼花火大会も催され、色鮮やかな花火が夜空を彩ります。狭山の夏を代表する一大風物詩です。
「やらい」飾り
竹久夢二との関わり
竹久夢二・画「水竹居」(竹久夢二美術館/蔵)
現代のような華やかで創意工夫を凝らした飾りつけになったきっかけは、、明治から昭和の初期に活躍した画家であり詩人でもあった「竹久夢二」の影響を受けたといわれています。
叙情的なものを愛していた夢二は、友人の大野六之丞の招きに快く応じて、七夕見物を約束しましたが、病弱だったため来ることができませんでした。代わりに夢二会の会員たちがまつりを訪れ、それ以降の七夕まつりに夢二のセンスを吹き込んでいったといわれています。
イベントが盛りだくさん
狭山市入間川七夕まつりの人気イベントの一つ「納涼花火大会」は初日の夜に打ち上げられます。夜空に咲く大輪をご堪能いただけます。会場内では、「鼓笛隊パレード」、「民踊流し」、「阿波踊り」が行われ、沿道は多くの見物客で埋め尽くされます。そのほか、地元の民俗芸能の「囃子」がまつりの雰囲気を盛り上げ、和太鼓やダンスなどさまざまなステージショーが、まつり広場特設会場で行われるなど、イベントが盛りだくさんです。
2017年から新たに「短冊記入コーナー」と「記念撮影コーナー」が設けられました。2日間で延べ20,000人を超える方々の願いを込めた短冊は、「おりぴぃ」が織り姫様に届けました。
夜空を華やかに彩る花火
阿波踊りまつりに華を添えます
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狭山市公式イメージキャラクター「七夕の妖精おりぴぃ」
2013年度から狭山市の公式イメージキャラクターとして活躍中の“七夕の妖精おりぴぃ”です。
ぼくは、「狭山市入間川七夕まつり」を盛り上げ、狭山市を元気にするために、織姫様から遣わされた七夕の妖精だよ。
チャームポイントは、耳の短冊と、虹色の吹き流しのマント。“ぼく”って言っているけど、性別はないんだ。だって妖精だからね!
AR(拡張現実)で狭山の魅力を体感しよう!
1.観光マップ「狭山観光パンフレット」
観光マップ
狭山市の魅力をふんだんに掲載した観光マップ「狭山観光パンフレット」。マップの随所にAR(拡張現実)マーカーが記載されています。
専用アプリで読み込むと「狭山市入間川七夕まつり」など、さまざまな動画が再生され、目で耳で狭山を「体感」することができます!ぜひこの観光マップを持って、お出かけください!
- 狭山観光パンフレット」
- お問合せは⇒商業観光課
2.AR付きデザインマンホール
狭山市駅西口「駅前広場」の歩道にある、イラストが描かれたデザインマンホール。専用アプリで動画をご覧いただくことができます。
デザインは、広報さやまの人気コーナー「残しておきたい狭山の風景」でもおなじみの市内在住の童絵作家、池原昭治さんが描いたイラストです。
- ARに対応したデザインマンホール
- お問合せは⇒下水道施設課