所沢税務署管内 納税貯蓄組合連合会優秀賞

このページの情報をツイッターでシェアします

このページの情報をフェイスブックでシェアします

このページの情報をラインでシェアします

更新日:2023年12月5日

学校から世界を変える

狭山市立入間野中学校 三年 志村 心結

先日、私はニュースで知った。南スーダンを始めとしたいわゆる開発途上国では学校教育を受けられていない子ども達が多勢いるというのだ。反対に私は毎日学校に通えている。なぜ私たちは充分な教育を受けれるのだろうか。
調べていると理由の一つに「税金」と出てきた。小学校・中学校の義務教育には何百万といった税金が使われているというのだ。教科書も学校の設備にも使われている。この税金が無くなったらどうなるのだろう。きっと今のような小中学校のイメージとは大分異なるだろう。もしかしたら義務教育が無くなり、勉強・教育そのものが身近な存在でなくなるかもしれない。今一度、当たり前に学校に通えることの大切さを実感するべきだと感じた。
しかし、教科書や学校の物を大切にしていない人を見かける。今となっては当たり前のように教育を受けられるがそのことを軽視してはいけないのではないか。税金というのは国民が様々な場面で納めている国のお金だ。このお金が私たちに使われている。私たちにこれからの社会をより良く造りあげてほしい、そういう願いからの投資ではないかと私は思う。この貴重なお金、使われている理由、それを考えてみると、教科書の大切さが伝わってくる。教科書を破ったりといった行動一つ取っても税金のありがたみを知ってからは事の重大さが違う。
税金と聞いてよく耳にする言葉は「高い。」なのではないだろうか。実際に周囲の大人もニュース番組などでも聞くことが多い。税金は老後にあてる社会保障や公共機関などに使われる。以前授業でも税金の内訳等について学んだ。税金の使い先の中にはフードロスに関する費用など私たちの手で減税に導けるような項目があるらしい。私たちが少しでもより良い暮らしに変えていく努力をすればするほど豊かな方向へと動いていくかもしれない。暮らしが豊かになることによって冒頭にあるように開発途上国の現状に目を向けられると思う。
私が今実践すべき、心がけるべきことは沢山ある。教科書や学校設備を大切に使う、税金のありがたみを知る、そしてより向上した生活を実現するための努力を続ける。全てあやふやな目標であるが税についての学びを充実させることによって具体的な行動に移せると思った。例えばSDGsの項目を参考にしてみる。全世界で共に暮らす多様な人々、まずは身の回りから改善することで周りの人を気にかけることができるのではないか。一人一人少しずつ周囲に目を向ければ世界中の人々の現状をより良い方向に導けるような、そんな世界を望む。税金から、世界へ。私たちの行動の積み重ねで世界が変わるかもしれない。

このページに関するお問い合わせは
総務部 市民税課

狭山市入間川1丁目23番5号

電話:04-2937-5073

FAX:04-2954-6262

この情報は役に立ちましたか?

お寄せいただいた評価はサイト運営の参考といたします。