下水道管施設の清掃(詰りの原因となる宅地内にある桝の損傷と誤接続例)

このページの情報をツイッターでシェアします

このページの情報をフェイスブックでシェアします

このページの情報をラインでシェアします

更新日:2011年3月1日

 下水道管の廃水には様々な物が混じっています。時に、油脂、土砂、汚物等は下水道管の詰りの発生原因となります。
 下水道管の突発的な詰りの発生、及び未然の防止対策のために、下水道管の緊急清掃を実施する場合があります。適正な下水道の機能確保のため、皆様にはご迷惑をお掛けする場合がありますが、ご理解とご協力をお願い致します。

下水道施設の清掃状況

 まず事前に、職員により清掃範囲を確認します。
 下水道管が詰っている場所の特定をします。滞水しているマンホールから、下流に向かってスムーズに流れ ている最初のマンホールを探します。見つけたら、そのマンホールから1つ上流にあるマンホールとの間が、詰っている場所として清掃の範囲となります。 (下図参照)また、 必要に応じてその上流の下水管やマンホールの清掃を行います。

図1

下水道管が詰り、マンホール内に汚水が滞水している状況です。下水道管の閉塞等により、汚水がスムーズに流れない状態です。

作業前に、有毒ガス等の発生状況確認を行います。

送風、換気を行い空気中の有毒ガス等の、発生を防ぐと共に酸素濃度を一定に保ち,作業員の安全確保を行います。

下水道管に、高圧洗浄機を挿入し、下水道管内の清掃を行います。

下水道管内に付着した油脂を、除去している状況です。

固形物等、下水道管に流れてしまうと再度詰りの原因となる物を、吸引し取り除いている状況です。下水道管等の清掃と併せて行われます。

マンホール内の、清掃作業状況です。

清掃後の下水道管内です。付着した油脂がなくなり、管内面が現れて、滑らかな状態になりました。写真の下部の黒い部分は、土砂等の堆積物があった場所です。

清掃後の、マンホール内です。 インバート(汚水が流れる溝)内に汚水が流れています。これが正常な状態です。

宅地内にある桝の損傷と誤接続例

各家庭(建物)の排水先が下水道管となります。
 従って、宅地内の下水道管(排水設備)が適正に維持管理されないと、詰り、悪臭、陥没、溢水の原因となります。
 宅地内の下水管(排水設備)について、適正な維持管理ができますように、桝の損傷、誤接続の例を挙げます。

管口目地の損傷(隙間)が発生すると、雨水(地下水)や土砂の浸入だけでなく、汚水が宅地内に漏れ出します。
その結果、空洞化現象、陥没、地下水の汚染、悪臭が発生、する場合があります。また、植物の根が侵入して、詰りの原因にもなります。

桝目地の損傷(隙間、ズレ)発生すると、雨水(地下水)や土砂の浸入が発生します。
その結果、空洞化現象、陥没、悪臭が発生、する場合があります。また、植物の根が侵入して、詰りの原因にもなります。

汚水桝に雨樋を接続している状況と、外流しに雨水を流している状況です。屋根に付着した埃、土砂を下水道管に流す原因となります。

狭山市は、汚水管に雨水を流すことはできません。

降雨時に、汚水管から雨水が溢水し民地内まで浸水被害が出ています。

このページに関するお問い合わせは
上下水道部 下水道施設課

狭山市入間川1丁目23番5号

電話:04-2968-6502

FAX:04-2954-6262

この情報は役に立ちましたか?

お寄せいただいた評価はサイト運営の参考といたします。