偉人の天命に触れて
論語に「五十にして天命を知る」とありますが、既に数年が過ぎてしまいました。未だ、その境地には至らず、修行ともいえる日々が続いています。以前、変化の激しい毎日に忙殺されていることを嘆いていると、とある方から「休日は休養と教養に充てなさい」と教えをいただきました。
七夕まつりの後に数日ばかりの夏休みをいただきました。早速、実践しようとしていたところ、江戸時代、実測による日本地図を完成させた伊能忠敬の人生に触れる機会がありました。千葉県香取市に記念館があると知り、車を走らせました。青年期の忠敬が家業に専念し、地域に信頼を得ていったこと。50歳を過ぎて、天文学に打ち込み、その師は19歳も年下だったこと。55歳から測量の旅に出て、正確な日本地図を作ったこと。天命を得た彼の人生は日本人として持つべき教養であり、人生の道しるべにふさわしいものでした。
江戸時代に地球の大きさを図ろうとした忠敬のスケールの大きさと、国宝に指定されている伊能図のあまりの美しさに感動して、時を忘れ眺めていました。
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