令和6年度市長施政方針

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更新日:2024年2月22日

はじめに

令和6年度の市政運営に臨む基本的な考え方と主要な施策について申し上げます。

昨年5月、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類に変わり、約3年半にわたるコロナとの戦いに一区切りをつけることができました。行事やイベントなども以前と同様に行われるようになり、ようやく日常生活と市民の皆さんの笑顔を取り戻すことができました。これもひとえに、医療従事者や事業者、市民や議員の皆さんのご協力のおかげであり、心から感謝を申し上げます。

そして迎えた令和6年、希望に満ちた新年をと思っていた元日の16時10分に、石川県能登半島を数千年に一度と言われる地震が襲いました。残念ながら、犠牲となられた方や、今もなお先の見えない避難生活を送っている方、すべての被災者の方々にお悔みとお見舞いを申し上げます。そして、被災者に寄り添い、復旧復興にあたっている自衛隊、警察、消防、自治体の関係者、事業者の皆様に心から敬意と感謝を申し上げます。本市といたしましては、これまでの災害時の経験を踏まえ、いち早く、1月5日に被災者の住宅支援を行うことを表明し、その後、市職員を被災地に派遣し、避難所運営支援や給水支援を行っております。復旧復興には多くの時間を要することが想定されますので、今後も関係機関と調整し、できる限りの支援を行ってまいります。

さて、本年狭山市は、市制施行70周年を迎えます。昭和29年7月1日、1町5か村が合併し、県内15番目の市として本市は誕生しました。戦後の混乱がやや落ち着き、新しい市の建設という大事業は多くの人々の夢と希望であったことでしょう。誰もが住みやすい豊かな田園都市を願って、武蔵野の面影を残しながら都市基盤整備を進めました。人々の経済が豊かになり福祉が増進することを願って、産業と経済の発展、福祉の充実に力を尽くしました。年代を問わず多くの市民が等しく教育と文化に触れ、人生の豊かさを実感することを願って、教育施設や公共施設の建設にまい進しました。そして、「次世代に豊かな自然を」との願いは、今日に至るまで多くの人々の行動変容を促し、緑と清流と大地を守る原動力となりました。歴代の市長を先頭に、各界のリーダーや多くの市民が70年にわたって流した尊い汗と努力は、現代を生きる私たちに多くの豊かさをもたらしたと考えております。心から感謝を申し上げます。

市制施行70周年を迎えるにあたって、私たちは改めて、先人たちが追い求めた理想を胸に、変化の激しい時代を見据えて、持続可能なまちづくりに力を尽くさねばなりません。市民生活においては、エネルギー価格の急激な上昇は、電気、ガス等をはじめ、生活に必要なあらゆるモノやサービスの価格に影響を及ぼし、デフレからインフレの時代へと経済の方向性を大きく変えています。

思えば、コロナ()という100年に一度の感染症の危機は、まさに歴史的な節目の到来を暗示し、我が国が抱えていた多くの課題を顕在化させるだけでなく、その解決に向けた努力を加速させる役割を果たしたのではなかったでしょうか。

総務省の発表によると、2023年1月1日現在の外国人を除く日本の人口は、1973年の調査開始以来、初めて47都道府県すべてで減少しました。人口減少社会が本格的に到来し、深刻な労働力不足が予測される中にあって、デジタル化による効率的かつ利便性が高い仕組みづくりが産業、教育、医療をはじめ、社会のあらゆる分野で進みました。このことはこれまでの労働集約的な働き方を改め、多様な世代の多様な働き方を通じて、生産性向上へと道を開くものとなります。

これまで長らくデフレによる低迷にあえいでいた日本経済でしたが、昨年、日本の輸出額は過去最大となりました。物価や賃金についても上昇の兆しがみられ、経済再生の好循環に向けた動きが加速しています。

頻発、甚大化する自然災害や安全保障上の懸念については、これまでの制度や在り方を見直すきっかけとなり、いつ発生するとも分からない危機に対して、国民の生命、財産を守るため、実効性を高めた備えの強化につながっています。

全国の自治体においては、コロナ()という100年に一度の感染症の危機に対し、何度もの緊急対策が柔軟かつスピーディーに、そして地域の実情に合わせた工夫をもって実施されました。その勇気と行動力は間違いなく地方創生の力強い推進に貢献することとなるでしょう。

また、若い世代の皆さんは、様々な分野で自分の限りない可能性を胸に秘め、国内外でチャレンジを続け、私たちに希望を与えてくれています。これから変わりゆく社会の中でいかにして、次の世代に豊かさを引き継いでいくことができるか、そのためにも変化に流されるのではなく、変化を最大限に活用して社会を前に進めていくことができるかが私たちに課せられた使命であります。

令和6年度の予算案につきましては、このような時代認識のもと、市民の皆様の期待に応えることを念頭に編成したものであります。

それでは、令和6年度に取り組む主な重点施策について第4次総合計画の後期基本計画で掲げる4つの重点テーマに沿ってご説明を申し上げます。

令和6年度重点施策

テーマ1 若い世代を増やす

それでは、「テーマ1 若い世代を増やす」ための施策について申し上げます。

まず、移住定住の促進につきましては、本市の人口は令和3年から3年連続して大幅な社会増となり、特に40歳前後の若い世代の転入者の割合が高いことから、引き続き、「親元同居・近居支援補助制度」と「若い世代の住宅取得支援補助制度」を実施してまいります。

次に、仕事と子育ての両立支援につきましては、本年1月、水野保育所が移転し、児童館との複合施設「いりそ次世代支援センター 愛称アイパレット」内において、新たに入曽保育所としてスタートいたしました。4月からは地域の子育て支援を担う基幹型保育所としての運営を開始するとともに、同センター北側の公共広場に、障害のあるなしに関わらず、誰もが遊べる未就学児向けのインクルーシブ遊具を設置します。また、待機児童解消に向け、本年4月には入曽地区に定員90人の民間の認可保育所が開園するとともに、民間保育所における保育士の処遇改善を促し、保育人材の確保に努めてまいります。さらに、保護者の負担軽減が図れるよう、公立保育所にお昼寝用簡易ベッドの「コット」を順次導入してまいります。

学童保育室につきましては、入室希望者の増加が見込まれる新狭山地区及び入間川地区に、民間事業者による学童保育室の開設を進め、待機児童の解消を図ってまいります。

次に、生活困窮者世帯等の生活・学習支援事業の利用者に対する「就学応援金」につきましては、新たな支援として大学等を受験する際に必要となる受験料を補助し、世帯の経済的教育格差の是正に努めてまいります。

次に、学校教育支援の充実につきましては、教員が児童生徒への指導や教材研究などに、より注力できるよう、令和6年度もスクール・サポート・スタッフを全小中学校へ配置してまいります。また、学校内で特に負荷が高い、教頭のマネジメント業務を支援する人員を配置し、学校運営の機能強化を図ってまいります。

次に、児童生徒の泳力向上と学校プールの老朽化に伴う維持管理という課題の解決を目指し、民間のスイミングスクールを活用した水泳指導を委託するモデル事業を小学校3校で実施してまいります。

次に、教育活動の支援につきましては、さやまっ子相談員及び教育相談員を配置し、不登校児童生徒や人間関係の悩み等を抱える児童生徒及び子育てに悩みを抱える家庭への支援を充実してまいります。さらに、不登校児童生徒を対象にした学習支援室の分室を開室するなど、児童生徒の心と学習のサポート体制を充実してまいります。

次に、地域の力を学校運営に活かすためのコミュニティ・スクール制度につきましては、既に導入している17校に加え、新たに堀兼中学校区の小中学校3校に導入してまいります。

次に、中学校部活動の地域連携・地域移行につきましては、教員に代わって部活動指導ができる指導員を増員し、部活動指導体制を強化してまいります。

次に、特別支援学級の充実につきましては、知的障害と自閉情緒障害の2つの障害種に対応できる学校を6校増やし、引き続き、障害のある児童生徒の自立や社会参加に向けた主体的な取り組みを支援してまいります。

次に、学校のICT環境につきましては、電子黒板を計画的に導入し、学習環境の充実を図ってまいります。また、近年続く暑さ対策として、小中学校のすべての体育館に冷風機を設置してまいります。

次に、学校施設整備につきましては、計画的に施設改修を進め、快適で安全な教育環境を実現してまいります。

テーマ2 まちと産業に活力を

「テーマ2 まちと産業に活力を」では、持続可能なまちづくりをより一層進めていくため、都市基盤や経済産業に関する主な施策について申し上げます。

まず、新たなにぎわいの拠点として多くの市民から期待が寄せられている入曽駅周辺整備事業につきましては、令和7年3月のまちびらきに向け、東西自由通路や橋上駅舎、駅前の新しい商業施設について、工事を推進してまいります。

次に、都市計画道路の整備につきましては、狭山市駅加佐志線の令和8年度末の供用開始に向け、用地取得を進め、道路工事や雨水管築造工事、調整池整備等を実施するとともに、事業の進捗にあわせ、次期優先整備区間である入間川入曽線の用地測量等を実施し、事業を推進してまいります。

次に、道路や橋梁(きょうりょう)につきましては、引き続き計画的な修繕や補強工事を行い、令和6年度は、主に広瀬橋の橋面防水舗装工事を実施してまいります。

次に、都市機能の維持・向上につきましては、地域の特性を生かしたコンパクトなまちづくりを目指し、立地適正化計画の策定に取り組んでまいります。
また、圏央道インターチェンジ周辺地区の整備につきましては、引き続き、地元権利者の合意形成に努めるとともに、事業化に向けて必要な準備を進めてまいります。

次に、空家等の対策につきましては、除却費用の一部を補助する制度を創設し、生活環境の保全と安全で安心なまちづくり、土地活用の促進を図ってまいります。

次に、中小企業・小規模事業者への支援につきましては、狭山市ビジネスサポートセンターにおいて、中小企業等が抱える課題や問題の解決に向けて、引き続き、事業者に寄り添った支援を行ってまいります。
また、2050年のカーボンニュートラルに向けた脱炭素化につきましては、「狭山サステナビリティ・トランスフォーメーション(略称SSX)」として、専門家による各種セミナーの開催や温室効果ガス排出量の可視化などに取り組んでおり、引き続き、これらの取り組みを推進してまいります。

次に、農業の振興につきましては、地域計画を策定し、農地の集約化と農業の担い手を幅広く確保するための支援を行ってまいります。また、生産者の労働力不足の解消の一助として、市職員の副業・兼業を可能とするなど、地域貢献活動に参加する制度を整備してまいります。

次に、近年被害が広がっているナラ枯れにつきましては、倒木や枝落ちによる二次被害を未然に防止するため、公有地においては被害にあった危険木の伐採を行うとともに、民有地においては伐採及び処分に係る費用の一部を助成してまいります。

次に、商業の振興につきましては、商店街の活性化やにぎわいの創出に向けて、地域が主体となった活動を支援してまいります。

次に、上下水道事業につきましては、官民連携に関する国の取り組みを踏まえ、現在の業務委託の範囲を見直すとともに、民間のノウハウを活用し、包括的民間業務委託を推進してまいります。

次に、水道事業につきましては、笹井配水場の耐震改修をはじめ、施設の計画的な更新や耐震化を図り、災害に強く、安全で安心な水道水の安定供給に努めてまいります。また、人工衛星を活用した漏水調査を行い、有収率の向上を図ってまいります。

次に、下水道事業につきましては、災害時のリスクを軽減するため、下水管の計画的更新や耐震化を推進するとともに、有収率の向上を図るため、不明水対策に努めてまいります。

テーマ3 楽しめる健康高齢社会を

「テーマ3 楽しめる健康高齢社会を」では、年齢や性別を問わず、いつまでも自分らしく活躍できる社会を目指すための主な施策について申し上げます。

まず、高齢者の見守り支援対策につきましては、今後、一人暮らしの高齢者が増加することを見据え、ICTを活用した見守り体制のさらなる充実を図り、孤独死等を未然に防ぐ対策を進めてまいります。

次に、予防接種につきましては、重篤化や後遺症により生活の質の低下が懸念される帯状疱疹(ほうしん)について、ワクチン接種費用の一部を助成してまいります。

次に、ふれあい健康センターサピオ稲荷山につきましては、市民の健康増進と地域コミュニティーの醸成に向けて、eスポーツなどの導入を検討し、幅広い世代が利用する施設となるよう取り組んでまいります。

次に、市内の公共交通につきましては、市民の移動手段を確保し、最適化を図るため、地域公共交通計画を策定してまいります。

次に、生涯スポーツの促進につきましては、パリオリンピック・パラリンピック競技大会への出場が期待される狭山市ゆかりのアスリートに関する情報発信を行い、スポーツに対する興味や関心を高めるとともに、誰もが気軽に楽しむことができるスポーツの機会を提供してまいります。

次に、公民館につきましては、トイレの洋式化を計画的に進めてまいります。

次に、国際交流の推進につきましては、市制施行70周年記念式典に姉妹都市、及び友好交流都市を招待し、交流を深めてまいります。

テーマ4 市政運営をみんなの力で

「テーマ4 市政運営をみんなの力で」では行政はもとより、市民、団体、事業者など市内外を問わず、多くの力を結集し、本市を次世代に誇れるまちへと発展させるための主な施策について申し上げます。

まず、効率的で効果的な行政運営の推進につきましては、窓口での申請書等の作成における市民の負担を軽減する「書かない窓口」を導入するとともに、各種行政手続きにおけるオンライン申請のさらなる拡充により「行かない窓口」を推進し、スマート自治体への転換を目指してまいります。また、地区センター等においては、住民異動の手続きや福祉の相談業務を可能にするなど、機能の拡充を進め、さらなる市民の利便性の向上を図ってまいります。

次に、ふるさと納税の推進につきましては、毎年、前年を上回る寄附をいただいておりますが、さらなる自主財源の確保に向けて、新聞やホームページなどを活用して積極的なPRを展開するとともに、新たな返礼品を提供し、歳入の増加に努めてまいります。また、企業版ふるさと納税につきましても、多くの企業から寄附していただけるよう取り組んでまいります。

次に、危機管理防災対策につきましては、激甚化・多様化する自然災害に備え、地域防災計画の総合的な見直しを行うとともに、被災者支援システムを更新してまいります。また、埼玉西部消防組合や防災関係団体、災害時応援協定を締結している自治体や事業者などとの協力体制を一層強化するとともに、自治会や自主防災組織と連携し、実践に則した防災訓練を実施してまいります。
また、消防団の充実強化につきましては、機能別消防団の整備を進めるとともに、計画的に消防ポンプ自動車を更新するほか、消防団員の防火服の更新を進めてまいります。
また、可搬型外部給電器を導入し、本庁舎に配置した電気自動車を災害時の非常電源として活用してまいります。

次に、公共施設の管理につきましては、適切な修繕内容や改修時期等を検討し、計画的に改修を行うとともに、施設の再編・統合につきましても、公共施設再編計画をもとに推進してまいります。

次に、環境保全と脱炭素社会の実現に向けた取り組みにつきましては、テーマ2で申し上げました「狭山サステナビリティ・トランスフォーメーション(略称SSX)」を推進するとともに、クリーンエネルギー推進補助金のメニューを充実してまいります。また、庁舎内のペーパーレス化を進めるほか、公用車の入替えに伴い電気自動車を導入してまいります。

次に、一般廃棄物の処理につきましては、「狭山市一般廃棄物処理基本計画」に基づき、ごみの減量化とリサイクルを推進してまいります。特に、もやすごみに多く含まれている、古紙や食べ残しの発生抑制、再生利用について啓発を行い、もやすごみの減量化を図ってまいります。

次に、女性活躍の推進につきましては、女性が働きやすい職場環境づくりに積極的に取り組む事業者への助成制度を創設し、支援してまいります。

次に、市民の安全と安心に関する取り組みにつきましては、犯罪の発生を抑止するため、子どもたちの見守りも兼ねることができる防犯カメラを設置し、警察等と連携して交通安全対策や防犯対策に取り組んでまいります。

次に、本市の最上位の行政計画である総合計画につきましては、4つの重点テーマに係る各種施策の実現に向け、さらに取り組みを進めてまいります。また、次期計画となる第5次総合計画の策定につきましても、令和5年度に実施した市民意識調査等の結果を踏まえながら、市民会議をはじめ、広く市民の意見を聴取し、新たな時代に即したまちづくりの基本的な指針となるよう進めてまいります。

令和6年度予算概要

以上申し上げました主要な施策を盛り込み編成いたしました令和6年度予算案について、その概要を申し上げます。

歳入予算につきましては、歳入の根幹をなす市税は、市内の家屋の新増改築分などを考慮し、前年より増額の見込みとしたほか、株式譲渡所得割交付金及び法人事業税交付金などの各種交付金や地方交付税につきましては、国の地方財政計画の動向や令和5年度の交付実績を勘案して計上したものであります。

国庫支出金につきましては、社会資本整備総合交付金の増加などを見込み前年度より増額としております。また、県支出金につきましては、児童手当費負担金の増加などにより、前年度より増額となったものであります。

市債につきましては、入曽駅周辺整備事業債の増加などにより、前年度より増額し、また、財政調整基金をはじめ、各目的基金からの繰入れを行い、財源を確保したものであります。

歳出予算につきましては、入曽駅周辺整備事業費、中学校校舎等改修事業費など必要な事業に予算を配分するとともに、第4次狭山市総合計画後期基本計画の4つの重点テーマを中心に事業の選択と集中を図り、予算を編成したものであります。

この結果、一般会計の予算額は、前年度対比8.1%増の535億4,700万円となりました。また、特別会計全体の予算額は、前年度対比3.5%増の320億4,498万1千円となりました。さらに、公営企業会計の予算額は、前年度対比3.4%増の98億7,990万4千円となり、すべての会計の予算総額は、前年度対比6.0%増の954億7,188万5千円となったものであります。

むすびに

市制施行70周年の節目を迎えるにあたって、私たちが掲げるメッセージ、それは「ともに未来へ」です。改めて、狭山市史を手に取り、ページをめくる時、それは歴史というより、先人たちが紡いできた物語であると感じました。今、私たちが生活する中で当然としているもののすべては、先人たちが努力に努力を重ね、実現してきたものばかりであります。

その胸に抱いた思いは時代が変わったとしても変わるものではなく、これからも受け継ぐ者たちの努力によって、さらなる高みを目指していくことでしょう。

節がある代表的な植物は竹であり、その生態は私たちに多くのことを教えてくれます。竹の地下茎はしっかりと根を張り、幾重にも重なりあっています。このように、私たちも人と人が支え合う地域を作っていきましょう。春を迎える頃、地下茎にため込まれた大量の栄養分を使い、タケノコは驚くべきスピードで成長します。私たちも、デジタル化などの技術を活用し、あらゆる分野で成長と変革のスピードを上げていきましょう。どんな風雪にも耐えうるしなやかな竹の構造のように、私たちも様々な危機や災害に強い安全なまちを作っていきましょう。そして、多くの節目がそれぞれ成長するように私たちも子どもから高齢者まで年代を問わず活躍できる豊かな社会を作っていきましょう。

この70周年という節目は、先人たちの思いと将来への希望をつなぐ大事な成長点です。この節目を共に祝い、共に感謝し、そして多くの市民が力を合わせて、「ともに未来へ」進むことができるよう、皆様のご理解とご協力を心からお願いし、本年も全力で市政運営に取り組むことを申し上げまして施政方針といたします。

このページに関するお問い合わせは
企画財政部 財政課

狭山市入間川1丁目23番5号

電話:04-2935-6633

FAX:04-2954-6262

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