阪神・淡路大震災や東日本大震災などの過去の災害での経験から、防災・災害復興分野における男女共同参画の視点の重要性が指摘されています。防災・災害復興において、男女のニーズの違いや女性への配慮等、平等に意見を反映させるためには、あらゆる場面で男女共同参画の視点を持つことが大切です。
今回は、中央公民館にて、防災をテーマに「女性のためのステップ・アップ・セミナー」(中央公民館共催)を全3回で開催しました。
第1回「女性の視点を生かした防災・減災」
2020年1月29日(水曜日)、東京家政大学看護学科講師の齋藤正子さんを講師にお招きし、災害時に困難になること、要配慮者の特徴、避難所での生活環境、女性の行きやすい避難所等、お話ししてくださいました。また、防災かるたを使って、男女共同参画の視点で防災を考えてみました。
参加者は、11名でした。
第2回 HUG(避難所運営ゲーム)訓練
2020年2月5日(水曜日)、講師に、埼玉県自主防災組織リーダー養成指導員の大城戸修一さんをお招きし、避難所での生活の話を踏まえて、避難所運営ゲームHUG(ハグ)を行いました。
避難所運営ゲームHUG(ハグ)とは、避難者の年齢、性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また、避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲームです。
講座終了後のアンケートでは、「避難所運営の難しさがわかりました」「まったく想像できなかったが、少しイメージができました」などの感想がありました。
参加者は、12名でした。
第3回 避難所生活のストレスを減らす~タッピングタッチを学ぼう~
令和2年2月12日(水曜日)、講師にタッピングタッチの会さやまの皆さんをお招きし、避難所生活に有効なタッピングタッチのケア、タッピングタッチの基本などをお話ししていただきました。また、実際に、2人1組になりタッピングタッチもしました。
タッピングタッチとは、ホリスティックな癒しの技法のことで、ゆっくり、優しく、ていねいにタッチされると「ほっこりする」との声が聞かれました。
参加者は、10名でした。
女性のためのステップ・アップ・セミナー全般についてのご意見・ご感想
・防災について、より真面目に考えるようになりました。
・3回を通じて、とても自分のためになるものでした。
・防災について、いつ地震が起こるかわからないので、考えるきっかけになりました。
・知らないことを知る機会となり、ためになりました。
・生活していて気付かないこと、用意するもの、心がけることなど、たくさんありました。
・本当に災害があり、その場になったら、リーダーになる人は大変だと思います。少しでも役に立てることができればと思います。
このページに関するお問い合わせは
市民部 男女共同参画センター
狭山市入間川1丁目3番1号(市民交流センター2階)
電話:04-2937-3617
FAX:04-2937-3616
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