狭山市納税貯蓄組合長賞

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更新日:2023年12月5日

優しい循環

狭山市立狭山台中学校 三年 島田 心愛

今日、メディアは増税に賛成か反対かということを報道している。多くの人は「ただでさえ食品が値上げしているのだから、増税されたら困る」という自分勝手な理由で反対している。積極的に賛成する人はとても少なく、「仕方がない」と言う人もいる。
このような結果から、私たちは税について全く理解していない。いや、理解しようとしていないということが分かる。私たちは、どうして更に税が必要なのか、私たちにとってそれは重要なことであるのかをしっかりと理解してから、賛成か、反対かを選ばなくてはならない。「買い物をしたときに多く払うのが嫌だから」という理由は反対する立派な理由とは言えない。私はまだ全く税について知らないので調べてみることにした。
調べてみて、私は本当に驚いた。一年間に、中学生では一人あたり百万六千円が使われているとインターネット上に書いてあった。大半の中学生は、自分にどれ程の税金が使われているのか、納税によって安全に、安心して勉強や部活に打ちこむことができていることを知らないだろう。しかし、大人は教えるべきではないと思う。私のように自分自身で調べて気づくことで税に関することを他人事だとは思わなくなるだろう。
これは大人にも言えることだろう。大人になると、私たち以上にたくさんの税を納めなければならない。それは身の回りの、あるいは多国の「いろいろなこと」に使われる。このような抽象的な理解ではなく、より具体的に認識することで、捉え方が変わり、見える世界が変わってくるだろう。
私は税金に対して「取られるもの」というイメージが定着していた。しかし、これは間違っていることに気づいた。私は今、税金があるからこそ、学校に通えて学習することができ、怪我や病気になれば医療機関を受診し、治療を受けられる。これは、今、税金を納めてくれているたくさんの人たちのおかげである。私は将来、税金によって今を支えてくれている全ての人達、これからの日本の未来を担う次世代の人達に対して、恩返しやサポートをするために税金を納めていきたい。この「優しい循環」がいつまでも続くことを願っている。

このページに関するお問い合わせは
総務部 市民税課

狭山市入間川1丁目23番5号

電話:04-2937-5073

FAX:04-2954-6262

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