2018年度から2019年度にかけて、多様性の理解等を目的に市内公立全小学校において、パラリンピック出場経験アスリート(パラリンピアン)による特別授業「あすチャレ!スクール」を実施しました。
授業を受けた児童たちからは、「障害の有無で人を助けるのではなく、困っている人が居たら助けるようにしたい」、「もっと様々なパラスポーツの体験を行ってみたい」「諦めないで夢を追い続けることの大切さを知った」といった前向きな意見が出ました。
なお、本取組はレガシーとして、2022年度から2024年パリパラリンピック大会までの3年間で、市内公立全小中学校で継続的に実施する予定です。
「あすチャレ!スクール」とは
公益財団法人日本財団パラリンピックサポートセンターが全国の小中高等学校を対象に、"明日へのチャレンジ”を理念として、2016年より展開しているパラスポーツ体験型授業。
パラアスリートとともにスポーツを体験し、リアルな声を聴くことで、「他者のことを自分ごととして考える心」、「障がいとはなにか」、「可能性に挑戦する勇気」、「“夢”や“目標”を持つ力」の4つを学び、人間の多様性を認め合い、人間の強さやすごさを感じながら、誰もが夢と希望を持って、いきいきと過ごせる社会を創ることを目指す事業です。
実施実績
NO | 日程 | 学校名 | 学年 | 講師 |
---|---|---|---|---|
1 | 2018年6月13日 | 狭山台小学校 | 6年 | 高田朋枝氏(北京大会ゴールボール女子出場) |
2 | 6月15日 | 柏原小学校 | 3.4年 | 高田朋枝氏 |
3 | 6月20日 | 堀兼小学校 | 6年 | 永尾嘉章氏(パラ陸上競技7大会出場) |
4 | 10月19日 | 新狭山小学校 | 5年 | 高田朋枝氏 |
5 | 10月19日 | 入間川東小学校 | 6年 | 高田朋枝氏 |
6 | 10月22日 | 南小学校 | 5年 | 高田朋枝氏 |
7 | 10月23日 | 山王小学校 | 5年 | 高田朋枝氏 |
8 | 10月23日 | 富士見小学校 | 5年 | 高田朋枝氏 |
9 | 2019年6月13日 | 笹井小学校 | 3.4年 | 高田朋枝氏 |
10 | 6月19日 | 入間川小学校 | 5年 | 高田朋枝氏 |
11 | 6月20日 | 水富小学校 |
4年 | 永尾嘉章氏 |
12 | 6月21日 | 御狩場小学校 | 5.6年 | 永尾嘉章氏 |
13 | 10月18日 | 入間野小学校 | 4年 | 高田朋枝氏 |
14 | 11月19日 | 広瀬小学校 | 5年 | 高田朋枝氏 |
15 | 2020年2月17日 | 奥富小学校 | 4年 | 永尾嘉章氏 |
実施の様子
高田朋枝氏によるゴールボール体験
ゴールボール体験では、児童から「何も見えないなかで動くことが怖いことだと知った」、「チームメイトとの信頼関係が重要な競技であると思った」、「ボールの音は聞こえたけど、どこに転がっているのか音だけでは分からなかった」といった声が上がりました。
その後の講演では、視力が低下したなかでの高田氏ご自身の生活やゴールボールへの挑戦、パラリンピック出場の経験をもとに、自分の周りにいる仲間の大切さや、人のためになれる人になってもらいたいと思いを伝えました。
※ゴールボールとは
視覚に障がいのある方を対象に考案されたスポーツで、1チーム3名のプレーヤー同士がアイシェード(目隠し)を着用して、18メートル×9メートルのコート内で、鈴入りのボール(重さ1.25キログラム)を転がすように投げ合って、相手ゴールを狙う競技。
永尾嘉章氏による車いす陸上体験
車いす陸上競技体験では、児童から「普段簡単にできていることが、車いすでは難しく感じた」、「車いすは楽しんではいけないものだと思っていたが、楽しかった」、「今後車いす利用者を見かけたら助けてあげたい」といった声が上がりました。
その後の講演では、永尾氏ご自身の生活や車いす陸上競技への挑戦、パラリンピック出場の経験をもとに、諦めないことの大切さや応援されることの喜びについて伝えました。
この事業は、埼玉県ふるさと創造資金の支援を受けています。
関連情報
東京2020オリンピック・パラリンピック「大会を契機としたスポーツの振興」
このページに関するお問い合わせは
企画財政部 企画課
狭山市入間川1丁目23番5号
電話:04-2935-4627
FAX:04-2954-6262
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