狭山市内河川等における有機フッ素化合物の測定結果を公表します

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更新日:2024年7月8日

有機フッ素化合物であるペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)とペルフルオロオクタン酸(PFOA)は、環境中で分解されにくく、高い蓄積性があることから、国内外において製造、使用等が規制されています。市は関係機関と連携し、存在状況等の把握に努めています。

有機フッ素化合物とは

有機フッ素化合物は、水や油をはじく性質や薬品に強い性質を持つため、フライパンや包装の表面処理剤などの身近な製品、泡消火剤などに広く用いられてきました。分解されにくく環境中に長期間残留する上に生体内に蓄積しやすいという性質も持っており、近年では有害性や免疫阻害性が問題視されています。

環境省は令和2年(2020年)5月28日、PFOSとPFOAを人の健康の保護に関する要監視項目※1に位置づけ、公共用水域及び地下水における目標値(暫定)を1リットルあたり50ナノグラム※2(50ng/L、PFOSとPFOAの合計値)に定めています。

※1 人の健康の保護に関する要監視項目:「人の健康の保護に関連する物質ではあるが、公共用水域等における検出状況等からみて、引き続き知見の集積に努めるべきもの」として、平成5年(1993年)3月に設定されたものです。現在、公共用水域では27項目、地下水では25項目が設定されています。

※2 ナノグラム(ng)は10億分の1グラムを示す単位

環境省の全国調査

環境省が実施した狭山市内2地点におけるPFOS及びPFOAの結果結果は、以下のとおりです。

測定年月測定場所

PFOS+PFOA
(ng/L)

2021年1月入間川(狭山大橋)6.4
2021年1月地下水44

市の調査

市が公共用水域を対象としてPFOS及びPFOAの調査を実施した結果は、以下のとおりです。

測定年月測定場所

PFOS+PFOA

(ng/L)

2021年11月不老川(入曽橋)22
2024年1月久保川(無名147号橋:青柳572付近)3.3
2024年6月久保川(無名147号橋:青柳572付近)140
久保川(柳橋上流:青柳160付近)140
久保川(柳橋上流:青柳434付近)120

市の対応

県など関係機関と情報共有しながら、環境省が策定した「PFOS及びPFOAに関する対応の手引き」に基づき、継続的な監視調査や、必要に応じ追加調査を行うなど、適切に対応します。
なお、水道水におけるPFOS及びPFOAの濃度検査も併せて実施しています。

諸外国等の飲料水に係る PFOS、PFOA の目標値等

国名等目標値(ng/L)
PFOSPFOA
日本

50

(PFOS,PFOAの合算値)

世界保健機関(WHO)100100
米国44
英国100100
ドイツ100100
カナダ600200

このページに関するお問い合わせは
環境経済部 環境課

狭山市入間川1丁目23番5号

電話:04-2937-6793

FAX:04-2954-6262

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