『甘酒まつり』で有名な上奥富の梅宮神社は、京都の梅宮神社とのつながりがあるといわれ、市内でもかず少ない古い歴史のある神社です。
それだけに、むかしから参けい者(おまいりをする人のこと)もたくさんいて、たいそうにぎわっていました。
特に、梅宮神社には、安産の霊験(神さまのふしぎなごりやくのこと)があらたかだという、いい伝えがあり、女の人のおまいりがあとをたたなかったといわれています。
赤ちゃんを身ごもった女の人たちは、かならず梅宮神社にきて、神さまにいっしんにお祈りをします。そのあと社殿(神さまをまつった建物のこと)の下にある砂をすこしとり、紙にくるんで家へ持ち帰ります。
そして、夜ねる時に自分のまくらの下に砂をしき「どうか、ぶじにじょうぶな赤ちゃんが生まれますように」とお祈りをしてやすみます。
やがて願いごとがかなって、ぶじに赤ちゃんが生まれると、まくらの下にしいていた砂を梅宮神社へ持っていき、もとの社殿の下へおかえしするしきたりになっています。
この安産(ぶじに赤ちゃんが生まれること)の願かけ(神さまにお願いをすること)は、新しく奥富へおよめさんにきた人たちにもひきつがれ、今もつづいています。
梅宮神社入口
梅宮神社本殿
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