狭山市長 小谷野 剛
明けましておめでとうございます。
皆さまにおかれましては、輝かしい新春をお迎えのことと存じます。また昨年は市政の進展に多大なご協力をいただき、心から感謝を申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨年は、狭山市にとって約40年来の課題であり続けました、入曽駅周辺整備事業が完了し3月にまちびらきを行うことができました。これは、地権者をはじめ、関係者の皆さま方の大変なご尽力の賜物であり、心から感謝を申し上げます。
また、大阪で開催された大阪・関西万博では、地域の魅力を集めるLOCAL JAPAN展が開催され、狭山市も日本茶の魅力を伝えるべく出展をいたしました。先人たちが長らく努力を重ねて素晴らしい狭山茶を作り上げていただき、この狭山の煎茶、そして抹茶を振る舞うことで国内外の皆さま方に大変喜んでいただく機会をいただきました。
さらに、年末には日本で初めて開催されました東京2025デフリンピックでは、本市在住の東海林香那選手が女子サッカーにおいて見事な活躍により、銀メダルを獲得するというニュースもあり、明るい話題が多かった1年であったと思います。
一方で、日本全体に目を広げてみますと、昨年1月に県内で発生しました下水道施設の破損に伴う道路の陥落事故、そして多くの自然災害に見舞われたと感じています。
宮崎県日向灘で発生した大きな地震や、豪雨や台風もありました。そして夏は、本市においても異常なくらいの高温が続き、雨も極めて少ない年でした。
先月12月には、青森県東方沖で強い地震が起き、このときに初めて後発地震注意情報が発表されるなど、自然災害のリスクというのが年々高まっていると感じています。
そしてもう一は人口の面であります。昨年1年間に日本で生まれた子どもの数が70万人を下回りました。人口構成の急激な変化に、私たちは直面しております。
このように国や自治体だけではなくてオールジャパンで取り組んでいかなければいけない課題が、あまりにも多いということに改めて気付かされた1年でありました。
次に2026年の取り組みですが、昨年は、日本で初めて女性の総理大臣が誕生しました。就任後数か月が経ちましたが、これまでなかなか決断できなかったような課題に対し、正面から向き合い、スピード感を持って取り組んでいただいていると思っております。物価高騰については、非常に多くの皆さまが影響を受けているということを踏まえ、国は昨年12月の臨時国会において補正予算を成立させ対応していくこととなりました。
本市におきましても、この国の補正予算を活用して市民の皆さまに経済支援を行ってまいります。詳細は市公式ホームページや広報さやま1月号で市民の皆さまに周知してまいりますが、物価高騰への対策は地域の実情に応じて行うこととされております。本市としては、おこめ券や商品券などによる検討も行いましたが、スピードを重視し、実感を得る方法は一番何かを考えた結果、すべての狭山市民へ1人4,000円を給付することを決定いたしました。今後は、1月の中旬頃から各世帯に申請用紙を送付し、内容をご確認のうえ返信いただき、2月の中旬頃から支給を開始することができるように進めております。新型コロナウイルス感染症対応に伴う1人10万円の定額給付金の時のように、市役所職員全員で頑張って、1日も早く市民の皆さまに支援を届けたいと思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。
その他の取り組みとして、今後10年間のまちづくりの指針となる「第5次狭山市総合計画」がスタートします。これは前計画を踏まえ、行政だけではなく、多くの市民の皆さまと協働していくため、4つのテーマに沿ってまちづくりを進めていきたいと考えております。
まず、一つ目は、「若い世代を伸ばそう」です。前計画では若い世代を増やすため、主に人口増加を重視して取り組みを進めてまいりました。おかげさまでこの5年は大幅な社会増が続いております。一方で生まれてくる子どもの数は年々減少しています。しかし、このことを嘆くのではなく、この生まれてきた命や若い世代をもっと大切にして、そしてチャンスや自分の可能性に気づき、大きく育ってもらいたいという願いがあります。現在は「こどもまんなか社会」と言われており、国でも対策を進めています。例えば、今年は国の施策で、小学校の給食費の大幅な負担軽減策が実施される見込みとなっています。このような機会に、子どもたちが食べる給食の質や量を見直すきっかけにできないかと考えております。食育は、子どもたちが成長する上でとても重要なことですので、こうしたことへの取り組みも私たちに課せられた大きな宿題だと思っております。また、大変ありがたいことでありますが、企業から当市に対し「企業版ふるさと納税」をいただくことがあります。今、社会が大きく変わろうとしております。世界も同様です。日本国内では所得格差が広がっていると言われており、若い世代の中には海外に行くことができる人もいれば行くことができない人もおります。こうした企業版ふるさと納税を次の世代への投資として活用できないか考えており、チャンスがあれば世界を見て、そして自分の可能性に気づくことができるような機会を多くの子どもたちに与えることができる取り組みもしっかりと検討を重ねていきたいと思います。若い世代がいかに活躍できるかがこれからの高齢化社会を乗り切るうえでも大変重要な視点となりますので「若い世代を伸ばそう」について、皆さまのご協力をお願いしたいと思います。
2つ目に「まちと産業の進化を目指そう」ですが、この「進化」がポイントです。市内では未利用地や使われなくなった土地、建物が目に留まります。そして今、新たな商業施設や住居などとして活用されていることが当市では堅調であると思っております。市内の工業団地内でも企業の参入が進んでおり、新たな産業が立地しておりますので、こうした企業の投資、そして元気を呼び込んでこのまちを活力あるものにしていきたいと考えております。また、狭山市駅の東口での道路整備として、狭山市駅加佐志線の完成が見えてきました。令和8年度末には開通する予定ですので、新たな「まち」、そして新たな当市の「顔」として整備を進めてまいります。更に、市内にあるラグビーチーム「狭山セコムラガッツ」のグランドに新たなスタジアムを建設していただいております。多くの市民の皆さまが完成を楽しみにしていると思いますので、こうした点もまちと産業の進化を目指すうえで期待をしております。
3つ目は、「人生100年時代を支える健康と安全を守ろう」というテーマです。ご承知のとおり、社会全体において高齢化が進んでいます。昨年、狭山市で100歳以上を迎えた方は100人を超えております。人生100年時代が正しく到来をしたということであり、この人生100年時代を支える健康を守っていかなければなりません。これは高齢者の皆さまだけではなく、若い世代の皆さまも様々な場面で活躍していただくため、健康を維持、増進する施策についてより力を入れて、展開してまいります。また、人生100年時代を支えるうえではお金は必要不可欠であります。この点については、警察や自治会、また防犯関係団体の皆さま方にもご協力をいただき特殊詐欺や振り込め詐欺の被害の防止にご尽力いただいておりますが、被害が後を絶たない状況にあります。市内には防犯カメラを100台設置しておりますが、手口の巧妙化や多様化、悪質化している中、更なる対策の強化により市民の皆さまの財産を守ることが必要であると考えております。そして、災害への備えにつきましては、市では全国で発生する様々な災害に対する影響を把握するとともに、それに対応する準備も進めております。3月にはトイレカーを配備する予定であり、市内の避難所として活用される学校の体育館についても、まずはすべての中学校の体育館にエアコンを設置して、子どもたちの教育のため、そして避難所機能の維持のため取り組んでまいります。
最後に4つ目のテーマですが「みんなの力で未来につなごう」です。
本市は2年前に、市制施行70周年という節目を迎えることができました。これも先人の皆さまが情熱をもってまちづくりに歩んでいただいた賜物であると思います。今度は私たちの番です。今、大きく社会が変わろうとしております。私たちに求められのは、この変化に流されるのではなく、この変化をいかに狭山市のために活かし、そして次の時代を歩む若い世代へしっかりとバトンを繋いでいき、社会の持続可能性をいかに高めていくことができるかという点であると思います。
私は市長に就任してから11年になりますが、これまで多くの市民の皆さまと様々なことで協力をさせていただくことができました。私は、今後も多くの市民の皆さまと一緒に進むことができれば、この4つのテーマをもとにこれからも狭山市の未来を発展させていくことができると強く信じておりますので、引き続き頑張っていきたいと思います。
結びに今年の干支は午でございます。私も午にあやかりまして、天に翔けるがごとく躍動し、そして走り抜ける1年にしていきたいと考えております。
どうか市民の皆さま、引き続きのご協力をよろしくお願いいたします。
このページに関するお問い合わせは
企画財政部 広報課
狭山市入間川1丁目23番5号
電話:04-2935-3765
FAX:04-2954-6262
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