加賀谷勉議員の一般質問【平成25年第3回定例会】

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更新日:2013年11月8日

ここに掲載している内容は、狭山市議会の公式記録ではありません。

ここでお知らせする内容は、一般質問の質問と答弁の中から、議員が掲載を希望するものを要約したものです。あらかじめご了承ください。
なお、詳しい内容をお知りになりたい方は、会議録をご覧ください。会議録は、平成25年11月下旬から市役所行政資料室、図書館、また、狭山市議会ホームページでご覧いただけます。

生きる力、命の大切さを学ぶ教育

◆いじめ防止対策
Q社会問題になってきた、いじめによる事件に対する今日の現状についての認識は。
Aいじめはどの学校、どの子にも起こり得ると認識することが重要。早期発見には、児童生徒と教師が何でも相談できる信頼関係を築いておくこと、他の児童生徒がいじめに遭っているとを知ったら、すぐに学校に知らせることができる環境づくりが必要で、兆候を見たら学校が一丸となり保護者などと連携して早期解決を図る必要があると考える。

Q9月28日に施行となる「いじめ防止対策推進法」に対する認識と対応はいかがか。
A国の方針の策定を待ち、また埼玉県の動向も注視して対応するが、一方では学校に方針の策定が義務づけられていることから、教育委員会では市の考えを示す中で学校を支援する必要があり、教育委員会としても方針を策定することになると考える。

Qインターネットを通じて行われる、いじめに対する対策は。
Aいじめは表にあらわれない中で潜行する傾向が強い。インターネットを通じたいじめは、特にこの傾向が強いため、早期発見のためには、学校と児童生徒や保護者が信頼関係を構築し、本人だけではなく他の児童生徒のことも含め、いじめの悩みなどをちゅうちょなく相談できる体制を整えておくことが重要である。

Qいじめによる悩みなどを、ちゅうちょなく相談できる体制を具体的にどのように整えるのか。
A教職員が児童生徒と向き合うことで、悩みを相談できる信頼関係の構築を図っている。また、各中学校のさやまっ子相談員などや教育センターの教育相談員が児童生徒や保護者の相談に応じており、さらに各校をスクールカウンセラーが巡回するとともに、今年度からはいじめ等対応指導員を教育センターに配置し、いじめの早期発見や早期対応に向けての指導、助言を行っている。

Q児童生徒に対する人権尊重意識の啓発を通して、いじめ発生の防止に取り組むとは、どういうことをするのか。
A人権尊重意識の啓発には、児童生徒に自分を大切にし、他人を認め大切にする心を醸成することが重要で、そのためには豊かな情操と道徳心、さらには心を通わせて他人と交流できる力を教育活動を通じて養っていく必要がある。これに関して、各学校では道徳の時間や学級活動の中で話し合いを通して人権について深く考えさせたり、人権に関する作文や標語づくりに取り組ませたり、また生徒会活動の中で人権を尊重するための自主的な活動に取り組ませたりするなど人権尊重意識を高める取り組みを行っているほか、相手を尊重し、思いやりのある言葉をかけるスキルの指導などにも取り組んでいる。さらに、保護者に家庭教育学級や保護者会で人権にかかわる講演を開催するなど、家庭と学校が連携して児童生徒の人権意識を高めていくことの啓発に取り組んでいる。

Q学校・教師・保護者・教育委員会そして社会全体で「いじめを発生させない」との強い信念が重要だが、人間教育の見地からいじめ防止対策についての考えは。
Aいじめは、基本的人権にかかわるものとして、決して許されるものではない。学校では道徳教育から人間教育を推進してもらうのはもちろん、家庭でのしつけ、さらには地域社会での人間性を磨くという点もあわせてその醸成ができるということが必要なことだと思う。学校、家庭、そして地域社会が連携し、それぞれの役割を果たす中で、いじめのない社会を目指して取り組んでいく必要があり、一丸となって進むべきと思っている。

このページに関するお問い合わせは
議会事務局

狭山市入間川1丁目23番5号

電話:04-2968-6572

FAX:04-2955-2396

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