ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン

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更新日:2025年3月10日

接種機会を逃した方のキャッチアップ接種は2025年3月31日で終了しますが、昨夏以降の接種希望者の急増によりワクチン不足が生じたことから、2024年度のキャッチアップ接種対象者及び高校1年相当の年齢(1997年4月2日から2009年4月1日生まれ)の女性のうち、キャッチアップ接種実施期間中(2022年4月1日から2025年3月31日)に1回以上接種した方に限り、キャッチアップ接種実施期間が2026年3月31日まで延長されます。
なお、「これまでに一度も接種していない」、「過去に接種をしたが、キャッチアップ接種実施期間中に一度も接種していない」という方は、2025年度のキャッチアップ接種実施期間延長の対象となりません。

予防接種の効果

ヒトパピローマウイルス(以下(HPV)という)は子宮頸がんの原因となるウイルスです。また、肛門がん、膣がんや尖圭コンジローマ等多くの病気の発生に関わっています。HPVには100種類以上の型があり、性的な接触を通じて感染します。ただし、すべてのHPVに発がん性があるわけではなく、子宮頸がんの原因となるHPVそのうち15種類あまりとされています。
発がん性HPVに感染してもその多くは自然治癒しますが、一部が持続感染となり、6か月から数年をかけて子宮頸がんを発症させます。初期の子宮頸がんにはほとんど自覚症状は現れませんが、進行すると不正出血やおりものが出るようになり、更に進行すると他の部位への転移や子宮摘出手術を受けなければならなくなる可能性があります。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患率が増えています。子宮頸がんを予防するために、HPVワクチンの接種と子宮頸がん検診を受けることをおすすめします。
接種を検討されている方は、以下のリーフレットを必ずお読みいただき、このワクチンの有効性とリスク等を十分ご理解いただいた上で、母子手帳等で接種歴を確認し体調の良い時に接種を受けてください。

厚生労働省ホームページ

対象者

小学校6年から高校1年に相当する年齢(2025年度の対象者は2009年4月2日から2014年4月1日生まれ)の女子
※標準的な接種期間は中学1年です。予診票は小学校6年の4月に送付します。
接種期限は高校1年に相当する年度の3月31日までです

接種方法

接種するワクチンの種類や年齢により、接種回数等が異なります。

ワクチン名 接種回数 定期予防接種として接種可能な接種間隔

サーバリックス
(2価ワクチン)

3回

・2回目の接種は、1回目の接種から1か月の間隔をおいて接種
・3回目の接種は、1回目の接種から6か月の間隔、かつ2回目と3回目の間隔を2か月半以上おいて接種

ガーダシル
(4価ワクチン)

3回

・2回目の接種は、1回目の接種から2か月の間隔をおいて接種

・3回目の接種は、1回目の接種から6か月の間隔、かつ2回目と3回目の間隔を3か月以上おいて接種

シルガード9
(9価ワクチン)

2回

15歳未満で1回目を接種

・2回目の接種は、1回目の接種から6か月の間隔をおいて接種

シルガード9

(9価ワクチン)
3回

15歳以上で1回目を接種
・2回目の接種は、1回目の接種から2か月の間隔をおいて接種
・3回目の接種は、1回目の接種から6か月の間隔、かつ2回目と3回目の間隔を3か月以上おいて接種


※上記のスケジュールで接種ができない場合は、接種医療機関または健康づくり支援課へ相談ください
原則として同じ種類のワクチンを接種することをお勧めしますが、医師と相談の上、途中から9価ワクチンに変更し、残りの接種を完了することも可能です

注意事項

ワクチン接種後に注射による痛みや心因性の反応等による失神があらわれることがあります。失神による転倒を避けるため、接種後30分程度は体重を預けることのできる背もたれのあるソファーに座るなどして様子を見るようにしてください。

持ち物

  • 母子(親子)健康手帳
  • 予防接種予診票
  • 健康保険証

接種費用

無料

接種場所(要予約)

  1. 市内指定医療機関
  2. 県内接種協力医(詳しくは住所地外相互乗り入れ予防接種のページをご確認ください)

ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンのキャッチアップ接種の延長

2021年12月28日厚生労働省の通知により、HPVワクチンの積極的な勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方(1997年度から2007年度生まれの女性)について、キャッチアップ接種として2022年度から2024年度に限り、定期接種の対象とすることが了承されました。
このキャッチアップ接種は、昨夏以降の接種希望者の急増によりワクチン不足が生じたことから、キャッチアップ接種実施期間中(2022年度から2024年度)に1回以上接種した方に限り、2025年度まで延長することとなりました。
接種をする方は、以下のリーフレットを必ずお読みいただき、このワクチンの有効性とリスク等を十分ご理解いただいた上で、母子手帳等で接種歴を確認し、体調の良い時に接種を受けてください。

厚生労働省ホームページ

キャッチアップ接種期間の延長対象者

1997年4月2日から2009年4月1日生まれの女性で、キャッチアップ接種実施期間中(2022年度2024年度)に1回以上接種し、かつ接種が完了していない方
※接種すべき回数のうち、残りの接種回数を公費で受けられます

接種期間

2026年3月31日まで

キャッチアップ接種を県外の医療機関で受ける場合

通学や通勤等の理由で、県外の医療機関でキャッチアップ接種を受ける場合、接種する前に、狭山市から接種を受ける医療機関へ予防接種実施依頼書の交付が必要です。
接種費用は全額自己負担となりますが、狭山市が定める上限額の範囲で助成(償還払い)をします。

ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンのキャッチアップ接種を県外の医療機関で接種する場合

このページに関するお問い合わせは
健康推進部 健康づくり支援課

狭山市狭山台3丁目24番地

電話:04-2956-8050

FAX:04-2959-3074

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