新年を迎えて
狭山市教育長 滝嶋 正司
さやまっ子の皆さん、あけましておめでとうございます。健やかに新年を迎えていることと思います。
昨年は、5月8日から新型コロナウイルス感染症の捉え方が変わり、学校においても、中止となっていた行事ができたり、向かい合って給食をいただいたり、何よりも、制限なく学習したり、友達と関わったりすることができるようになり、本来の学校が戻ってきたように思いました。
また、なんといっても、ワールド・ベースボール・クラシックにおいて、日本代表「侍ジャパン」が、3大会ぶり3度目の優勝を飾りました。勝つことが難しい試合も、あきらめることなく、必死に打線をつなぐ姿、チームメイトを信じ、声をかけ合う姿に、日本中が感動したのではないかと思います。10月には、将棋の藤井聡太竜王が、8つのタイトルを独占する八冠を達成しました。竜王は幼少期、とにかく大好きな将棋に没頭したといわれています。将棋で負ければ、大泣きして悔しがるほどで、日頃から将棋のことを好きなだけ考えていたようです。当時、まだ読み書きのできなかった竜王は、将棋教室の先生から渡された500ページ近い本を読破し、1年後には完全に理解していたといわれています。「好きこそ物の上手なれ」ということわざがあるように、楽しみながら、自主的に取り組み、その積み重ねから八冠という偉業を成し遂げたということです。
今年は「辰年」です。元気がみなぎり、大きく成長する年といわれています。さやまっ子の皆さんは、勉強面でも、生活面でも、「なりたい自分」をイメージして、夢や希望を少し高く設定し、一人一人のよさや可能性を発揮しながら、昇り竜のごとく、目標に突き進んでもらいたいと思います。そのときに、ふと振り返ってください。「楽しみながら」「自主的)に」行っていますか。自分を見つめ直せる人は、行動が変わります。そこに、小さな成長がかくれているのではないでしょうか。
コロナ禍で学んだ、学校の意義を改めて考え直し、仲間とともに勉強できる、そして、生活できることに感謝し、いつも近くにいる家族や友人、先生方への思いやりの気持ちをもち、今年も輝き続けるさやまっ子でいてください。応援しています。
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