当観音堂についての古事記等はなく、創立年紀は不詳ですが、建仁2年(1202年)9月創立という言い伝えが残っています。
境内にも文保2年(1318年)の文字がわずかに残っている古い碑が残っています。また、観音堂の横には古くから「堀カ子ノ井」があったとのことです。※入間郡には「堀難井」と呼ばれる大型の井戸が点在していますが、観音堂横の七曲井はそのうちのひとつです。
むかし武蔵野は乾燥しやすい地で、水脈が深く数十丈という深さに至らないと水を得ることが出来ませんでした。文保2年(1318年)の大干ばつの時、地域の人々が観音様に祈り、古井戸を浚うと清水がコンコンと湧いてきたそうです。このことによって観音様は、一層大切に崇敬されたとのことです。
井戸跡は現在も残っており、観音堂も寛政4年(1463年)の建立碑と宝永5年(1708年)2月の再建碑が残っています。観音堂の裏に隣接しています「七曲井」は、県指定文化財で、観音堂の中に安置されている本尊の「木造聖観世音菩薩坐像」は市指定文化財です。
毎年1月11日に「観音待ち」と呼ばれるお祭りが行われ、市指定文化財の入曽囃子が上演されます。
- 本尊:聖観世音菩薩
場所
所在地
狭山市大字北入曽1366番地
常泉寺観音堂
関連項目
社寺
指定文化財
歳時記
民話・伝承
お囃子
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狭山市入間川1丁目23番5号
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