昔のお話です。武蔵野台地であるこのあたりは水にたいへん苦労してきたところです。 ある大かんばつにおそわれた年のことです。村人はこまりはてて、観音堂のご本尊である聖観世音さまに一心に祈りつづけましたところ、古老に『御堂の横の古井戸を掘ってみよ』と夢のおつげがありその通りにしました。すると井戸の底より水が湧きだし人々はうるおったそうです。
また、この御堂は毎年1月11日がお祭りで、馬が五色の布でかざられ、鈴をならし御堂を何度も まわったそうです。今は馬は出ませんが入曽囃子が奉納され、常泉寺の住職が護摩をたきます。
(広報さやま平成9年1月10日号より)
地図
所在地
狭山市大字北入曽1366番地
常泉寺観音堂
関連項目
社寺
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