不老川のお話

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更新日:2011年3月1日

不老川のお話

 北入曽を流れる不老川(としとらずがわ)は伝説の川として有名ですが、川の周辺にもたくさんの伝説が語りつがれています。
 昔は蛇行(だこう)していた川で、上新田(かさしんでん)の『べえっくび』といわれる小さな淵は、地下水が入間川の鵜ノ木までつながっていたといわれ、縁起のいい白いヘビがいたそうです。
 不老川は一名「大川(おおかわ)」とも呼ばれ、近くを流れる入曽用水(いりそようすい)を「小川(こがわ)」といって、二つの川を「親子川」と呼んだそうです。
 「小川」のそばには大日堂があって「夢地蔵」という人々の夢を(かな)えてくれるめずらしいお地蔵さんがあったそうです。
 「七曲の井」(史跡県指定文化財)のとなりにある観音堂【常泉寺持ち】ご本尊さま(聖観世音菩薩)に水不足でこまっていることをお願いしたところ夢つげがあり古井戸を掘ったところ清水がコンコンと湧き出たという話しがあります。
 金剛院と入間野神社では毎年10月中旬には、雨ごいや疫病をたいさんさせるための獅子舞が奉納されます。これを入曽の獅子舞といいます。
 野々宮神社には「日本武尊(やまとたけるのみこと)」の言い伝えがあり、神社の手前には「歯いたどめの石仏」の赤い祠があります。中には水神さまと稲荷さまが安置され、お箸をもってお願いにいくと不思議と歯いたがなおるといわれています。
 そして、山王小学校の近くには名高い「化け地蔵さん」と女性の信仰が厚かったといわれる山王(さんのう)橋の「山王さま」があります。
 ずっと下って鎌倉街道が通る橋に「権現橋(ごんげんばし)」があります。橋のたもとには、文字塔の石仏で奥武蔵にある()の権現さまが祭られており、ワラジを持っていってお願いすると足腰がじょうぶになるという伝説があります。
(広報さやま平成7年8月10日号より)

関連項目

社寺

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生涯学習部 社会教育課

狭山市入間川1丁目23番5号

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