なすとっかえと竜神さま

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更新日:2011年3月1日

画:なすとっかえと竜神さま

 入間川四丁目に「おすわさま」と呼ばれている諏訪神社があります。この神社では、毎年8月26日、27日(今は前後の土・日曜日)の夏の盛りに「なすとっかえの行事」が行われます。この「なすとっかえ」には、こんな話があります。
 昔、むかしのこと、諏訪の里、おすわ(諏訪)さまの裏手に、底なしの大きな沼がありました。
 あるとき、この沼に住む魚が殺されたり、近くの田畑が荒らされたりというようなことが、たびたび起こりました。これは、おすわさまの怒りではあるまいか。村人たちは、大勢で里の安泰(あんたい)を祈りました。
 そのあくる日、朝の畑仕事を終えた村人たちが見たのは、ものすごい音としぶきの中で、狂ったように暴れている竜神(りゅうじん)の姿でした。
 村人たちは、もう腰をぬかさんばかりに驚きまして、手に持っていました鎌やおのをほうり出し、娘たちはとれたばかりのなすを投げ出し、家へ逃げかえりました。
 このことを聞きました村の屈強な若者たちが、おそるおそる沼にやってきますと、沼は何ごともなかったように、なすを入れていたかごが浮いているだけでした。
 そんなことがありましたある晩のこと、村長(むらおさ)の夢枕に「私は、おすわさまの沼に住む竜神であるが、今までたいへん騒がせてすまなかった。じつは、夏病に苦しめられていたときに、投げられたなすを食べたら、その苦しみも治った。これからは大神に仕え、村のために尽くすから許せよ」といいました。
 こうして、夏病にきくなすの効用を知りました。村人は、年に一度の大きい祭りには、神前になすをそなえ、そのうちのいくつかを竜神からいただき、夏病悪疫(あくえき)を避けたということであります。また、竜神の姿から養蚕(ようさん)苗代(なえしろ)を荒らすネズミよけとしてもきくといわれております。

このページに関するお問い合わせは
総合政策部 広報課

狭山市入間川1丁目23番5号

電話:04-2953-1111

FAX:04-2954-6262

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