田中のカンカン地蔵さま

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更新日:2021年3月28日

画:田中のカンカン地蔵

入間川地区(いるまがわちく)のはずれに、田中(たなか)墓地(ぼち)という(ところ)があります。その墓地(ぼち)のずーっと(おく)(ほう)には、ちょっと風変(ふうが)わりなお地蔵(じぞう)さまが()っています。
そのお地蔵(じぞう)さまは、通称(つうしょう)田中(たなか)のカンカン地蔵(じぞう)さま』と()ばれ、そのごりやくは近郷近在(きんざいきんごう)にまで()りひびいていたそうです。
むかしむかしのある()のこと、一人(ひとり)のお農家(ひゃくしょう)さんが、カンカン地蔵(じぞう)さまの(ところ)へきてこう()いました。「おらあどうも(はら)のあんべえが(わる)くて(こま)ってます。医者(いしゃ)さまにみせても、(くすり)をのんでもなかなかなおらねえです。なんとかなんねえもんだべか」そして、(ちか)くにあった小石(こいし)で、お地蔵(じぞう)さまのおなかのあたりをカンカンとたたきながら「お地蔵(じぞう)さま、このあたりのぐあいが(わる)いんです」と()って、なおもカンカンとうち(つづ)けました。
そしてしばらくするとお農家(ひゃくしょう)さんは「ありゃりゃ、なんだか(はら)がスッキリしたぞ。これはふしぎだ。きっとお地蔵(じぞう)さまのごりやくだべえ。ありがとうございました」とお(れい)()い、()っていたお(こめ)をおそなえして、ニコニコと(かえ)っていきました。
それをいちぶしじゅう()ていた(ひと)が、お農家(ひゃくしょう)さんのまねをして「お地蔵(じぞう)さま、おらはどうもうでが(いた)くて」とお地蔵(じぞう)さまのうでの(ところ)をカンカンとたたきました。
このことが、(つぎ)から(つぎ)へと()れわたり、だれもがお地蔵(じぞう)さまをカンカンとたたいたので、このお地蔵(じぞ)さまは、すっかり(あな)ぼこだらけになってしまいました。
また、このおまじないがよくきくものとみえて、(おお)ぜいの人がやってきてカンカンとたたきましたので、お地蔵(じぞう)さまの(あな)は、すっかり(おお)きくなってしまいました。そして、いつでもカンカンと(おと)がしていたので、だれいうとなく『カンカン地蔵(じぞう)さま』と()ばれるようになりました。
(いま)でもこのお地蔵(じぞう)さまは、(あな)ぼこだらけになって()っています。

このページに関するお問い合わせは
総合政策部 広報課

狭山市入間川1丁目23番5号

電話:04-2953-1111

FAX:04-2954-6262

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