市内の入間川をはさみ、右岸左岸には、いくつかの坂道があって「ごろー坂」「ごへい坂」「石無坂」「中の坂」などとめずらしい名前のついた坂道がありますが、柏原にもちょっと変わった名前の坂道があります。
白鬚神社の前の道で下宿から上宿への坂道ですが、鯨井、笠幡へとつながる道ですので通行人も多かったようです。
坂をのぼりきったわかれ道には、庚申さまと焼だんごを売る店がありましたので、馬方や旅人がひと休みをする場所としてたいそうにぎわっていたそうです。
そんなことから誰からともなく、『あの坂にだんごを売る店があるからだんご坂だべえ』と呼ばれるようになりました。また、『だんご坂のだんごはうまかんべえ 』と評判になり、遠くからもだんごを買いに来る人も多かったそうです。
このだんご坂のすぐ脇には大きなくぼ地がありました。それが人の足あとのような形をしていたことから、『だいだらぼっち(山をつくる神さま)の足あとだべえ 』と言われ、「だんご坂のだいだらぼっち」としても知られるようになり、わざわざ遠くから見物に来る人もあったそうです。
(広報さやま平成19年9月10日号より)
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