柏原にあります「城山砦跡」は、別名「上杉砦」とも呼ばれ戦国時代の砦跡だといわれております。
その昔、天文14年(1545)、扇ヶ谷上杉朝定・山ノ内上杉憲政・古賀清氏との連合軍8万余騎が北条綱成の守る川越城を攻めました。そのとき川越城は、わずか3千の兵でしたが、北条軍はよくはげましあって戦い、簡単には落城しませんでした。(籠城半年にもおよんだといわれています。)
やがて、天文15年(1546)、川越城を助けるため北条氏康軍(早雲の孫)が駿河(静岡県)より8千余騎でもって、夜をさいわいにと猛攻撃をかけ、油断していた8万余騎の連合軍をみごと打ち破りました。10倍近い大軍を負かしたということから、後の世まで 『川越夜戦』といわれ語り伝えられています。
この時、上杉憲政などが陣をはったところが、柏原の城山であったといわれております。また、鎌倉時代の武将柏原太郎の館跡ではないかとの説もあります。
(広報さやま平成10年5月10日号より)
地図
所在地
狭山市柏原2376番地ほか
関連項目
指定文化財
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