荒縄でまかれたお地蔵さん

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更新日:2011年3月1日

荒縄でまかれたお地蔵さん

 村のはずれにたっているお地蔵さんは、いつもニコニコとしたお顔で、困っている人々の願いをかなえてくれていたそうです。
 昔のお話です。身体中にイボができて、困っていた男がおりました。医者にも行った。薬もぬった。おまじないもしてもらった。でも、どうしてもイボがとれません。
 そんな時、柏原の上宿、上沢にあるお地蔵さんに御利益(ごりやく)があるということを聞き、やって来ました。見ていると、子どもたちがお地蔵さんに向かって、一心に何やらお願いをして、荒縄でグルグルと巻きはじめたではありませんか。
 男が不思議に思い、たずねますと、「このお地蔵さんは荒縄でしばってお願いすると、何でも聞きとどけてくれるべぇ!」「なるほど、ところ変わればなんとやら…」男もすぐに荒縄を巻き、(がん)を掛けました。
 すると、あら不思議、みごとにイボが全部とれました。めでたし、めでたし!このお地蔵さん、子どもの病気にも御利益があり、いつも荒縄が巻かれていたそうです。
(広報さやま平成14年5月10日号より)

場所

所在地

狭山市柏原1891番地(東上宿バス停付近)

関連項目

狭山の石仏

このページに関するお問い合わせは
生涯学習部 社会教育課

狭山市入間川1丁目23番5号

電話:04-2946-8594

FAX:04-2954-8671

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