2024年新春メッセージ

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更新日:2023年1月1日

狭山市長 小谷野 剛

 明けましておめでとうございます。
 市民の皆様におかれましては、輝かしい新春をお迎えのことと存じます。
 昨年を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類に移行し、社会経済活動が本格的に再開いたしました。地域や学校、そして市が行う行事やイベントなどで、多くの市民の皆さんの笑顔に接することができ本当に嬉しく思っています。


 また、4月には市議会議員選挙や県議会議員選挙が行われ、新たな市民の代表が決まりました。そして、7月には市長選挙も行われ、私も3期目の新たな任期を務めることとなりました。コロナ後の社会は、物価や燃料価格の高騰など市民生活にとって大変大きな影響がありましたが、議員の皆さん、そして市民の皆さんの力をお借りしながら本市が発展できるよう、日々模索しながら様々な事業を着実に前に進めることができた1年でありました。
 そして迎えた令和6年、本年は、市制施行70周年の節目の年であります。昭和29年7月1日に1町5カ村が合併し、埼玉県内15番目の市として狭山市が誕生しました。多くの先人の皆さんが情熱を込めて、まちづくり、教育、文化、環境、産業、商業、農業など幅広い分野でご尽力いただき礎を築いてくださったことに心から感謝を申し上げます。今、社会は時代の転換点を迎え、大きく変わろうとしています。こうした中にあっても、市の役割は、多くの市民の皆さんが、狭山市に住んでよかったと思えるまちづくりを進めていくことです。今の活力を維持しながら、持続可能性を探り、あらゆる分野でアップデートを図っていきたいと考えています。

 
 1つ目のテーマは、子育て支援です。本市はこれまでの3年間、転出より転入する方が多い社会増の傾向が続いています。そして転入者の8割は、40歳代以下の若い世代の皆さんです。その要因は、子育て支援だと考えています。一昨年には、大手新聞社の調査で、「共働き子育てしやすいまち」県内1位という評価をいただきました。昨年10月には、こども医療費の支給対象年齢を18歳までに拡大しました。そして本年1月4日、入曽地区に新たな子育て支援拠点施設「いりそ次世代支援センター(通称アイパレット)」をオープンします。入曽地域交流センターに隣接するこの施設は、保育所や児童館、子育てに関する相談室を設けた、妊娠期から子育て期までを包括的にサポートする複合施設であり、乳幼児から高校生さらには子育て世帯の皆さんも含め幅広い世代の皆さんが交流できる施設です。また施設の隣には新たな公園も整備し、ここには本年3月に、障がいの有無にかかわらず誰もが一緒に遊べる「インクルーシブ遊具」を設置します。陽の光をたっぷり浴びて子育てができる素晴らしいエリアとなっていますので、ぜひ楽しんでいただきたいと思います。これからも子育て世代のニーズを汲みながら、子育て支援に特に力を入れてまいります。


 2つ目のテーマは、まちづくりです。市の長年の最重要課題である入曽駅周辺整備事業は、現在着々と工事が進んでおり、令和7年3月には新しい駅舎や東西自由通路、そして駅前の新しい商業施設が完成し、まちびらきを行う予定です。多くの市民の皆さんの期待を受け、名実ともに狭山の新しい玄関口が誕生しますので、ぜひ楽しみにしていただきたいと思います。
 また、狭山市駅東口周辺につきましても、都市計画道路「狭山市駅加佐志線」の整備を進めています。道路が通ることで、狭山市がこれからも発展できる重要なエリアとなりますので、引き続き力を入れて早期完成を目指してまいります。
 企業誘致につきましては、利便性の高い本市の立地特性から、多くの企業から問い合わせをいただいています。企業の立地は雇用や経済にとって好影響を与えますので、地権者のご理解をいただきながら産業系の土地利用転換を進めてまいります。

 
 3つ目のテーマは、デジタル化です。現在、7割を超える市民の皆さんがマイナンバーカードをお持ちです。このマイナンバーカードを活用し、市役所窓口の改革を進め、市民の皆さんの利便性の向上と行政運営の効率化を進めてまいります。そしてもう一つは、デジタル化で市民の皆さんの安全安心を守っていきたいと考えています。現在、こどもを狙った犯罪や特殊詐欺が全国的に後を絶ちません。そして凶悪化しているという状況にあります。こうした中、埼玉県東部の自治体では通学路など、人が多く通る場所に防犯カメラを設置することで犯罪の発生率を低下させたという実績をあげています。そこで、本市としても、通学路や人が多く行き来するところに防犯カメラを設置して、市民の皆さんが安心して暮らせるように取り組んでまいります。さらに、救急への対応もデジタルの力で大きく変わります。本年1月に、これまで近隣5市で組織する西部消防組合で運用していた消防指令センターをさらに広域化し、最新のシステムを導入して17自治体で運用を始めます。これにより、これまでは音声通話のみで行っていた救急要請等を、これからはスマートフォンを活用し、お互いに映像を見ながら行うことで、迅速にかつ正確に意思疎通を図ることができるようになります。
 このようにデジタル化を進めることによって、行政としての効率性を図り、市民の皆さんの利便性を高め、さらには市民の皆さんの安全安心を守ってまいります。
 
 さて、本年の干支は、「辰年」です。中国の古事では、「黄河上流の急流(竜門)を登りきる鯉は、竜になる」と伝えられています。市制施行70周年を迎える本市も、この登竜門をくぐって大きく発展をするように、全力で市政運営に取り組んでまいりますので、市民の皆さんのご協力をお願いいたします。

このページに関するお問い合わせは
企画財政部 広報課

狭山市入間川1丁目23番5号

電話:04-2935-3765

FAX:04-2954-6262

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