1月1日から7日までを松のうちといいます。 『大正月』ともいって三が日は、男の人がすべてをとりしきったそうです。
7日には門松をとり『七草がゆ』(セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ )を食べます。11日が『蔵びらき』で福神さまにお供えをした鏡もちを食べます。
そして、14日から16日までを『小正月』といい「女正月」(正月の行事がいそがしかった女の人がゆっくり休める日)ともいいます。昔は狭山あたりは養蚕がさかんでした。
この日は、まゆ玉かざりをします。コナラの木(山からとってきた木は、縁起がいいそうです。)を石臼にさして、米のダンゴでつくったまゆ玉を枝にくっつけます。これは、その年の豊作を願う行事だそうです。
このころ、「どんど焼き」といって、お正月につかった注連飾りや門松、書初めなどをまとめて焼きつくします。その火で、もちやダンゴを焼いて食べると1年間は病気にかからないといいます。 また、灰が高く舞いあがると書道の腕もあがるそうです。
(広報さやま平成10年1月10日号より)
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