7月中旬の土・日曜日のころ、市内の各地で行われる「天王さま」の夏祭りのお話です。
入間川では
『天王さまは、おこんとおっかねぇだいな、天王さまのおみこしが向こうからくると、大急ぎで家の中へ逃げ込んだもんだ』
堀兼では
『たいへん荒っぽい神さまで、疫病や災害を村から追い払ってくれる神さま』と伝えられています。
また、柏原では
『天王さまは、荒れるのがあたりまえで、夏の病気に敗けないように祈ったもんだ』
そして、沢では
『ご神体(しんたい)はとくに荒っぽく腹立ち神さまと呼ばれ、さわったり人間の都合で祭りの日時をかえると、おおいに怒りだし疫病をふりまくそうです 』との伝えもあります。
「天王さま」は、古来より気性がはげしく荒ぶる神さまで「牛頭天王」とか「スサノオノミコト」といわれ、真夏に流行 る疫病などは、かんたんに退散させるのだといわれ、勇壮で、豪快な御神輿が「ワッショイ、ワッショイ!」と家々をまわります。子どもたちは、朝から赤飯・まんじゅう・うどんのごちそうをほおばり、お店をかけめぐります。
(広報さやま平成15年7月10日号より)
関連項目
歳時記
民話・伝承
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