馬頭観音

このページの情報をツイッターでシェアします

このページの情報をフェイスブックでシェアします

このページの情報をラインでシェアします

更新日:2017年11月24日

馬頭観音

この馬頭観音は1面6臂の立像で、青柳の丸山稲荷神社付近にあり、享保14年(1729)3月に造立されたものです。頭上の馬は一部が欠けているためはっきりしませんが、それ以外は彫りもしっかりしており、持物(じもつ)も斧・蓮華・弓が確認できます。
この石仏の最大の特徴は尊像の右上にある「うはっきゅう(八の下に臼と烏)」の文字で、「烏八臼」の合字とされ、これを刻むものは市内で1基のみです。烏八臼については、これまでにさまざまな説が提示されていますが、それらを要約すると、(1)鳥の意味、(2)鳥を追い払う(サギに似た鳥)の変化したもので、この鳥の名を刻むことによって供物に近づく鳥を払う、(3)日月(じつげつ)の意味、(4)優婆塞(うばそく)(男性の仏教信者)・優婆夷(うばい)(女性の仏教信者)の意味、(5)梵字(ぼんじ)合字の崩れ、(6)(うん)の合字、(7)大迦葉(だいかしょう)が成仏の印として弟子に授けた字形、(8)キュウは「キ」、すなわち帰と八との「キハチ」に臼の「ウ」を加え「キキュウ」、すなわち「帰空」を表す、(9)カン、タンと読みツイバムの意味など、驚くほど多岐にわたっています。

  • 寸法:高さ93センチメートル・幅31センチメートル・台座高さ22センチメートル・台座幅41センチメートル

場所

所在地
狭山市大字青柳227番地付近

このページに関するお問い合わせは
生涯学習部 社会教育課

狭山市入間川1丁目23番5号

電話:04-2946-8594

FAX:04-2954-8671

この情報は役に立ちましたか?

お寄せいただいた評価はサイト運営の参考といたします。