弁財天

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更新日:2017年11月24日

弁財天

稲の養い水を与えてくれる水神のうち、もっとも知られているのは弁財天です。この弁財天は上赤坂にあり、元禄13年(1700)11月に造立(ぞうりつ)されたものです。
頭に鳥居(とりい)をいただき、右手に宝剣(ほうけん)(現在は欠けてない)、左手に宝珠(ほうじゅ)を持つ姿に造られたこの石仏は、落合市郎左衛門ほか12名の人々の手で建てられ、台座には波を切って走る帆掛け船が刻まれ、一番下には「はんのふ(飯能)」「大目(青梅)」といった地名もあるので、道しるべを兼ねていたことがわかります。
この石仏は、江戸への舟運(しゅううん)があった新河岸(しんがし)へ通じる道沿いにあるので、帆掛け船は新河岸川を行き来する宝船とみることもできます。また、この付近一帯は、かつては大雨が降るとしばしば洪水になった場所なので、作物を水害から守るという性格を合わせ持っていたともいえます。それは、「二世安楽(にせいあんらく)」の文字が刻まれていることからもわかります。

  • 寸法:高さ150センチメートル・幅54センチメートル・台座高さ17センチメートル・台座幅69センチメートル

場所

所在地
狭山市大字上赤坂87番地付近

関連項目

民話・伝承

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生涯学習部 社会教育課

狭山市入間川1丁目23番5号

電話:04-2946-8594

FAX:04-2954-8671

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