この道しるべは、浮き彫りの馬頭観音坐像を主尊とするもので、柏原の東上宿バス停脇の三差路にあり、寛政8年(1796)正月に造立されたもので、「右大田ケ谷」「左坂戸道」とあります。
馬頭観音は、馬の守護仏として江戸時代には各地に建てられました。それは、馬が物資の運搬に重要な役割を果たしており、当時の村人の生活に密着していたためです。そのため道しるべには、交通の守り本尊として馬頭観音が刻まれるようになりました。
- 寸法
高さ63センチメートル、幅26センチメートル、台座高さ60センチメートル、台座幅38センチメートル
場所
所在地
狭山市柏原1891番地(東上宿バス停付近)
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