月待とは、同信者が十五夜・二十三夜など特定の月齢の夜に集まり、月の出を待ってこれを拝むことをいいます。
太陽と月は古代から信仰の対象でしたが、江戸時代になると、本来のお籠もりの姿は共同飲食の場へと変わり、農村ではこれに作神信仰の要素も加わりました。
この供養塔は、柏原の長源禅寺境内にあるもので、瑞雲を伴った月の下に大きく「二十三夜塔」とあり、天保7年(1836)4月に造立されたものです。下部に「徳大勢至菩薩」と刻まれていますが、勢至菩薩は智を表す仏で二十三夜の本尊です。
- 寸法
高さ143センチメートル、幅36センチメートル、台座高さ28センチメートル、台座幅60センチメートル
地図
所在地
狭山市柏原2285番地
長源禅寺
関連項目
社寺
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