事業の目的

入曽駅周辺の整備は本市にとって40年来の課題であり、これまで長きにわたり関係地権者との合意形成に努めてきましたが、一部地権者の理解が得られないことから、平成25年(2013年)5月に土地区画整理事業による市街地開発事業の実施を断念しました。その後、道路状況が改善されないまま、次々と開発が行われ、人と車が錯綜している状況も変わらない中で店舗の閉鎖や撤退も進み、市南部のまちの拠点としての機能がますます低下している状況です。また、入曽駅東口前の県道入曽停車場線は、駅への送迎の車両が多く、特に雨天時などは、非常に混雑している状況であり、実際に多数の交通事故が発生しています。

このようなことから、事業の区域を従前の構想から実現可能な範囲に縮小し、駅前広場と商業施設を整備するとともに、現駅舎の橋上化と東西自由通路を整備し、駅周辺の安全性と利便性の向上、さらには人の流れの活発化を図ります。当事業は、駅周辺の拠点性を高め、新たに整備する入曽地区地域交流施設とも連動し、入曽地区のまちの活性化につなげていくものです。