薬さまの清水

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更新日:2011年3月1日

画:薬師さまの清水

むかしむかし、柏原(かしわばら)の小山上(こやまうえ)のあたりで、たいそう大(おお)きな戦(いくさ)がありました。この大戦(おおいくさ)で一方(いっぽう)の大将(たいしょう)が目(め)に大(おお)けがを受(う)けてしまいました。
猛烈(もうれつ)な痛(いた)みにたえながら、ヨロヨロと薬師堂(やくしどう)の近(ちか)くまでのがれてきました。そうしますと、茂(しげ)みの間(あいだ)からそれはそれはきれいな清水(しみず)が、こんこんとわきでていました。「やれありがたし、さっそくこの水(みず)で目(め)を冷(ひ)やそう」
大将(たいしょう)は泉(いずみ)にかけより、持(も)っていました布(ぬの)を清水(しみず)にひたして目(め)を洗(あら)いました。「おおー、これは気持(きも)ちが良(よ)いわい」そしてこんどは、傷(きず)ついた目(め)を清水(しみず)の中(なか)につけました。「うーむ、実(じつ)に良(よ)い気分(きぶん)じゃ」すると戦(いくさ)のつかれがドッと出(で)て、大将(たいしょう)は清水(しみず)のわきでぐっすりと寝(ね)こんでしまいました。
それからしばらくして、大将(たいしょう)は目(め)をさましました。するとどうしたことでしょう。あれほど痛(いた)かった目(め)の傷(きず)が、なにごともなかったようにすっかりなおっているではありませんか。そして、目(め)もすっかり見(み)えるようになっていました。
このふしぎなはなしは、たちまちのうちに、柏原(かしわばら)だけでなく近郷近在(きんごうきんざい)にまでひびきわたりました。『薬師(やくし)さまの清水(しみず)は眼病(がんびょう)にきく』と伝(つた)えられ、目(め)の病(やま)いを持(も)った人々(ひとびと)が、ひっきりなしに薬師(やくし)さまの泉(いずみ)をおとずれては、清水(しみず)をくんで持(も)ち帰(かえ)りました。
このために、薬師(やくし)さまの清水(しみず)はすっかりかれてなくなってしまったそうです。

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企画財政部 広報課

狭山市入間川1丁目23番5号

電話:04-2935-3765

FAX:04-2954-6262

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