下奥富の馬頭観音

このページの情報をツイッターでシェアします

このページの情報をフェイスブックでシェアします

このページの情報をラインでシェアします

更新日:2020年8月17日

馬頭観音

この馬頭観音(ばとうかんのん)は3面6臂の浮き彫り立像で、下奥富の八雲(やくも)神社付近にあり、安永8年(1779)正月に建てられたものです。
馬頭観音はふつう、怒った顔立ちで表現されますが、この石仏は大変穏やかな表情をしています。6本の手のうち、上の2手は三叉矛(さんさほこ)と宝輪を持っていますが、下の2手は何も持っておらず、残りの2手は明王馬口印を結んでいます。
右側面を見ると、「によせちく志うほつぼだい也(如是畜生発菩提也)」と刻まれているので、家族同様に寝起きをともにした愛馬の死をいたみ、その菩提を弔うために建てたものであることがわかります。銘文が漢字でなく仮名で刻まれているのは、道を往来する多くの人々に手を合わせてもらいたいという、造立者の気持ちの表れといえます。
なお、この石仏は「いぼ神さま」の伝説が残っています。

  • 寸法:高さ55センチメートル・幅28センチセンチメートル・台座高さ24センチメートル・台座幅32センチメートル

地図

所在地
狭山市大字下奥富
八雲神社付近

関連項目

社寺

狭山の絵本

このページに関するお問い合わせは
生涯学習部 社会教育課

狭山市入間川1丁目23番5号

電話:04-2946-8594

FAX:04-2954-8671

この情報は役に立ちましたか?

お寄せいただいた評価はサイト運営の参考といたします。