この石塔は入間川の堤防に沿った下奥富に祭られており、嘉永3年(1850)12月に造立されたものです。
九頭龍とは、洪水のときの河川の荒れ狂う様子を九頭の龍の姿に見立てたものと考えられ、ここに九頭龍大権現を祭ったのは入間川の水の猛威を鎮め、田畑を洪水から守ることを祈ってのことと考えられます。
なお、九頭龍信仰のもとは、長野県の戸隠神社奥社の九頭龍大権現と考えられ、古くから豊作をもたらす神として信じられてきました。
- 寸法:高さ82センチメートル・幅44センチメートル
場所
所在地
狭山市大字下奥富付近
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