「大日」とは偉大な輝くものを意味し、宝冠をいただき装身具を身に着けた菩薩の姿をしているのが、他の如来と異なります。
大日如来には「智」を表す金剛界大日と「理」を表す胎蔵界大日がありますが、金剛界大日は左手人差し指を右手で握る智拳印を結び、胎蔵界大日は両手のひらを重ねて親指の先をつける法界定印を結んでいるので、容易に見分けることができます。
上奥富の瑞光寺参道にある大日如来は、享和2年(1802)7月に造立されたものです。法界定印を結ぶこの石仏は、同寺26世の祐海によって建てられたものですが、装身具は省略されています。
- 寸法
高さ74センチメートル、幅71センチメートル、台座高さ71センチメートル、台座幅89センチメートル
場所
所在地
狭山市大字上奥富354番地
瑞光寺
関連項目
社寺
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