第68回狭山市成人式（2022年1月挙行）山王中学校代表による「新成人の主張」

皆さんはこの1年間で1度は自分が成人を迎える事を意識したと思います。その時不安を感じた人は多いのではないでしょうか。不安というのも｢もう二十歳なのか｣や｢ちゃんとした大人になれるのか｣など色々な不安があると思います。実際に私も凄く不安に思いました。そういった不安な気持ちになってしまうのは、どんな大人になればいいのかがハッキリ分からない事が原因だと思います。｢大人になれ｣や｢もう子どもじゃないのだから｣と言われると、大人としての正解が1つある様な気がしてしまいますが、どこを目指せばいいのかが分からないので益々不安になってしまいます。そこで私なりに大人としての正解を考えてみました。それは何をしてもいい、ただし覚悟と責任を持つということです。
私は世の中すべてのことに長所と短所の両方があると思っています。つまり、新しくなにかを始めようとする時には必ずリスクがあったり誰かに迷惑をかけてしまうこともあります。そんな短所を乗り越えるために必要になるのが、最後までやり通すという強い覚悟と問題が起こってしまった時にその責任をしっかりと負うことではないでしょうか。
私はこれまでできるだけリスクが少なく周りに迷惑がかからないようにすることを優先してきました。そのため自分で決めてやり通すという覚悟が弱く、ちょっとした壁にぶつかった時にすぐに挫折してしまうことが多くありました。このままでは中身の薄い人間になってしまいます。20歳を機にこの考えを改めこれからはリスクを避けて道を選ぶのではなく、覚悟と責任を背負って自分が進みたいと思う方向へ歩いていきたいと思います。