堀兼の上赤坂で舞われる獅子舞の歴史は古く、獅子が持つ太鼓には安永2年(1773)と記されていたそうです。それに、獅子頭も江戸末期の作といわれます。と、いうことは、もっと以前から舞われていたことになります。
昔は、神明社で秋まつりに奉納舞が行われていまして、道中舞もありたいへん賑わったそうです。その後中断され、忘れさられようとしていました。ところが世話役の人たちの努力によって、上赤坂の獅子舞が復活しました。
金棒、万燈、先達、花笠、歌役、笛役、山の神、三頭獅子が次からつぎに飛び出してきて舞いはじめました。
むさし野の
月の入るべき山もなし
お花かくれに
ひけよよこ雲…
と、獅子舞の唄も聞こえてきました。
(広報さやま平成11年10月10日号より)
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