堀兼神社にあります「堀兼の井」は、古くから歌人に詠まれた場所として有名です。
『武蔵野の堀兼の井もあるものを うれしや水の近づきにけり』俊成
『くみて知る人もあらなん自づから 堀兼の井のそこの心を』西行
不老川にかかる権現橋から新河岸街道をのんびり歩きますと、途中に弁財天の石仏【元禄13年(1700)】がたっています。
そこより雑木林の方へ歩を進めますと、林の中はまさに国木田独歩の「武蔵野」の世界です。県選定の“自然の森”になっているところで四季を通じて、その変化の美しさに感動するでしょう。
この辺りより望む堀兼神社こそ、古歌の心にひかれる場所ではないでしょうか。また、元弘3年(1333)の昔、分倍河原で戦って大敗した新田義貞軍が「いったん堀金さして退いた」と『太平記』にあります。
ちなみに堀兼神社の前を通る道は古来より『鎌倉街道』といわれています。
(広報さやま平成10年11月10日号より)
地図
所在地
狭山市大字堀兼2220番地
堀兼神社
関連項目
社寺
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