第67回狭山市成人式における、旧東中学校代表による「新成人の主張」を掲載しています。
旧東中学校代表「新成人の主張」
私たちは、今日、人生において重要な句切れ目を迎えました。この20年間を生きてきた私たちは、非常に多くの変革を経験し、乗り越えてきました。
まず、私たちが生まれたのが2000年度。それまでの20世紀が終わり、新たな時代の幕開けです。私たちはミレニアムベビーと呼ばれ、社会からの大きな期待を背負い、生を受けました。
2011年には東日本大震災が起こり、これまでの防災に対する意識と、主力電源の一つとして依存してきた原子力に対する考えが大きく変化した出来事でした。そして、今なお私たちを脅かしている新型コロナウイルスの流行。このコロナが引き起こした最も大きなことは、出かけるときや食事のときのマナー、働き方などの今まで私たちの社会生活に根付いていたことをたった1年でがらっと変えてしまったことだと思います。
よく、中学校を卒業するとき、これからは義務教育ではないから、一人一人が自分で進んでいかなければならない、といったようなことが言われます。しかし、実際は、どのような進路に進もうと、それまでの過程とこれからの過程というのは、ある程度はっきりした道筋が示されているように思います。しかし、コロナの影響でその道筋が崩されてしまったのです。
これからの時代は、先人の敷いたレールの上をただただ進んでいくだけではいけません。自らが広い視野を持って社会を大きく、時には細かく見て適切な判断をし、自ら道を切り拓いていく必要があります。大変な道のりかもしれませんが、その分目の前には大いなる可能性が眠っているとも感じます。変革の時代に生きているからこそ学べることはたくさん吸収し、後世に誇れる成人となれるよう邁進していきます。
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生涯学習部 社会教育課
狭山市入間川1丁目23番5号
電話:04-2946-8594
FAX:04-2954-8671
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