堀兼地区の青柳丸山という所に新狭山ハイツという団地があります。
この新狭山ハイツの中に、小さな池にかこまれた『丸山の弁天さま』といわれる、かわいらしいおやしろがまつってあります。
むかしむかし、このあたりは杉や大木が生いしげり、池のほとりには、石づくりの弁天さまがおまつりされていました。
この池は、丸山の池とかさ池といわれる大小二つの池からできていて、どんなに日照りがつづいても、水がかれたためしはなかったといわれています。
また、この池には魚もたくさんいて、近くの田畑の水源にもなっていました。
弁天さまのお祭りは、毎年お正月の初巳の日にせい大におこなわれ、この日には、多くの露店(道ばたで商売をする屋台店のこと)がたちならび、近くの村々からたくさんの人たちが集まりました。
そして、参詣(おまいりをすること)の人たちは、先をあらそって自分が持ってきた銭(お金のこと)を弁天さまの池につけて洗いました。
そうすると、洗ったお金がその年のうちに二倍になるといういい伝えがありましたので、丸山の弁天さまは、別名『銭洗い弁天』ともいわれていたそうです。
丸山の銭洗い弁天遠景
丸山の銭洗い弁天
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