夏休みも終わるころになりますと、市内の水富地区、上広瀬の浅間神社では夏の風物詩「スイカ市」といわれる、めずらしい火まつりがおこなわれます。浅間さまは安産の神さまといわれ、子ども連れのご婦人の参詣者が多いことで有名です。
まつりのポスターには「富士浅間神社鎮火祭」と書かれてあって、広瀬ろ(まるろ)講によるお焚き上げという行事があります。
3メートルと2メートルほどの桑の枝でつくった護摩木に火をつけることをお焚き上げといいます。このときがおまつりのクライマックスとなり、夜空に赤々と燃えあがる大・小の護摩木、その中を広瀬ばやしが祭りを盛りあげ、夜店では元気な子どもたちの声がおそくまでつづきます。
火まつりは養蚕【カイコ】の豊作、子育て安産、鎮火(防火)の3つを祈願したものといわれています。
昔はこの季節、さいごのスイカを売ろうと、襷坂にはスイカ売りの店が並んでいたのだそうです。 広瀬浅間神社(富士浅間宮)火まつりは、狭山市の無形民俗文化財に指定されており、8月21日の夜におこなわれます。
(広報さやま平成15年8月10日号より)
場所
伝承地
狭山市大字上広瀬983番地の2
広瀬浅間神社
関連項目
社寺
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