観音さまのいわれ

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更新日:2011年3月1日

観音さまのいわれ

 広瀬の禅龍寺は、万寿年間(1024~28)につくられたといわれる古いお寺です。寺の山門を入るとすぐ左側にある観音堂(三仏堂と書かれている)には「木造千手観世音菩薩坐像」(市指定文化財)があります。
 昔のお話です。鎌倉にすんでいた武士(2メートル以上あったという大男)が、何かの理由で鎌倉を追われ、いつか広瀬の地にすむようになったそうです。ある夜、武士の夢まくらに観音さまがあらわれ、 『お前があれほど信心していたわたしをなぜつれていかぬのじゃ』といったそうです。
 武士は、おおいに後悔して、その日のうちに鎌倉へ出かけ、日ごろより信仰していました観音さまをお厨子(ずし)に入れて、かるがると背負って広瀬へ帰ってきました。そしてりっぱな御堂(おどう)をつくり観音さまを安置し、ご本尊としたのが観音堂のはじまりといわれています。
 また、観音さまが、鎌倉の東慶寺(とうけいじ)にあったものだという伝承もあり、禅龍寺はもと尼寺(あまでら)だったともいわれています。

(広報さやま平成9年9月10日号より)

地図

所在地
狭山市広瀬2丁目20番1号
禅龍寺

関連項目

仏閣

このページに関するお問い合わせは
生涯学習部 社会教育課

狭山市入間川1丁目23番5号

電話:04-2946-8594

FAX:04-2954-8671

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